[特別対談]U-19代表FW小川航基×MF堂安律「“今の俺たち”を成長させていく」
ゲキサカ / 2016年12月6日 15時47分
10月に行われたAFC U-19選手権で初優勝を飾り、来年5月に韓国で開催されるU-20W杯出場権を獲得したU-19日本代表。全試合無失点と鉄壁の守備を築く中、チームに勝利をもたらすゴールを演出し続けたのが、エースとしてネットを揺らすFW小川航基(ジュビロ磐田)と高い技術を駆使して好機を生み出すMF堂安律(ガンバ大阪)の2人だった。東京五輪世代の攻撃の核となる2人が、歓喜に沸いたU-19選手権、将来、そしてお互いのことを語り合った。
5番目のキッカーで「俺は持ってる」(小川)
大会MVPも「何で俺かなー」(堂安)
――来年のU-20W杯の出場権を獲得し、さらにAFC U-19選手権を初制覇しました。帰国後の反響も大きかったと思います。
小川「正真正銘のアジア王者となったことで、皆が「おめでとう!!」と祝福してくれました。普段はあまり喋らないような人でも(笑)。ただ、本当にうれしかったですね」
堂安「(大会が行われた)バーレーンでは正直あまり実感がなかったけど、帰国して空港についたときにメディアの人や一般の方、田嶋(幸三)会長が迎えてくれたので、いろいろな人が応援してくれていたんだと実感しました。もちろん、史上初の優勝だし、それが無失点での優勝だったので、すごいことをしたんだなとは思いましたが、大会前の遠征で対戦した(U-19)フランスがすごく強くて、そこでの経験もあったから、案外簡単に勝ち上がれた気がしないでも…(笑)」
小川「うーん。でも、それは皆が若干感じているとは思うような…。何か思ったよりみたいなのは(笑)。ただ、それがアジアのレベルだからなのか、自分たちが成長したからああいう試合ができたかは正直分からないですね」
堂安「分からないね。でも、第2戦のイラン戦で引き分けて(△0-0)、第3戦のカタール戦に引き分けたら終わりという状況で、しっかり勝てた(○3-0)のは大きかったし、そこを乗り越えたことで勢いも付いたと思う」
――初戦のイエメン戦(○3-0)は硬さがあったように感じます。
小川「どのカテゴリーのどの大会でも、やっぱり初戦は難しいですね。予選のときもそうでしたが(対ラオス○2-0)、大会の初戦は本来の力を出すのは難しいというのは感じます」
堂安「イエメン戦では前半を0-0のままで終わってハーフタイムを迎えて、多分全員が『俺ら大丈夫なのか』と思っていたと思う」
小川「イエメンの実力を考えても『まずいなー』という感じだった」
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