長期離脱から復帰の中京大MF橋本、進路未決定の“桐光のディ・マリア”が復権期す
ゲキサカ / 2016年12月7日 20時33分
[12.7 全日本大学選手権(インカレ)1回戦 札幌大0-4中京大 夢の島]
自分自身に腹立たしさもあった。3-0の後半17分から途中出場した中京大のMF橋本裕貴(4年=桐光学園高)は「途中出場の難しさもあって、全然体が動かなかった」と、悔しさを隠さなかった。
今年5月に左太腿裏を肉離れすると、夏の総理大臣杯に間に合わせようと無理を重ねた結果、ケガを再発。結局、公式戦復帰は10月29日の東海学生リーグ第17節・名古屋商科大戦と、約半年間にも及ぶ長期離脱を強いられた。
この日が復帰2戦目。独特のリズムを持つレフティーは何度も持ち味のドリブル突破を仕掛けたが、本来のキレは見られず、なかなかチャンスに絡めなかった。「試合勘も全然ないし、筋力、体力も戻っていない」。本調子に程遠いのは明らかで、朝倉吉彦監督も「まだ遅い。ボールがスタートしてから動き出しているから、インターセプトもないし、全部遅れて行っている」と指摘。それでも「明日、明後日と調整して、彼の実力を発揮できる状態になれば、筑波さんとも良い試合ができると思う」と、10日の2回戦・筑波大戦を見据えての途中起用でもあった。
コンディションを少しでも上げていくには1日1日、1試合1試合が勝負。本人も「途中からなら途中から、スタメンならスタメンで自分が出せるものを出せれば」と、次戦を見据え、「筑波は関東2位だし、強いのは分かっている。周りの人は筑波が勝つと思っているかもしれないけど、自分たちのサッカーをすれば勝てない相手ではない」と力を込めた。
桐光学園高3年時の全国高校選手権ではベスト4に進出。トリッキーなドリブルとエレガントなパスでMFアンヘル・ディ・マリアを引き合いに“桐光のディ・マリア”とも呼ばれた背番号10の大学最終年はケガに苦しめられた。「プロを目指している立場なので結構落ち込んだ」と、現時点で卒業後の進路は決まっていない。自らの道を切り開くためにも、このまま大学最後の大会を終えるわけにはいかない。
(取材・文 西山紘平)
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