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“点を取れないチーム”が大爆発!! 法政大、数的不利の高知大に6発圧勝

ゲキサカ / 2016年12月8日 1時32分

 後半27分には法政大ベンチが動き、青柳に代えて、8月に手術を行い、関東リーグ後期で出場のなかったJ1仙台入りが決まっているDF永戸勝也(4年=八千代高)をピッチへと送り込む。すると直後の同29分、左サイドを突破した永戸のグラウンダーのクロスの流れから最後はMF黒崎隼人(2年=栃木ユース)がゴールを陥れ、同33分には再び永戸のラストパスを今度はディサロが決めてリードは5点差に。さらに後半アディショナルタイムにはMF長倉颯(2年=横浜FMユース)のシュートのこぼれ球をFW高田一輝(4年=川崎U-18)が押し込み、法政大が6-0の完封勝利を収めた。

 数的優位に立ったこともあったが、9年ぶりのインカレ初戦で6発大勝。長山監督は「点を取れないチームと言われていた部分もあった」とリーグ戦の出来を振り返りつつも、「後ろの4年生が体を張って失点を防ぎつつ、後期リーグ終盤から(ともに2年生の)ディサロや青柳らの迫力が増してきて、攻守のバランスが良くなってきたと思う」とチームの成長に目を細める。

 そして、負傷から復帰して2ゴールに絡んだ永戸の出来も称賛。「彼はJ1に内定していますが、やはりちょっと違う」と褒め称えると、同じく負傷から復帰してベンチ入りした主将の黒柳駿(4年=浜松開誠館高)の名前も挙げ、「彼らのような選手がサブにいるのはチームとしても大きい。ビハインドの状況でも何かやってくれるし、流れを変えてくれると思うので、とても頼もしい」と選手層の充実に手応えを感じている。

 10日に行われる2回戦で対戦するのは大体大。「力があり、迫力があるチームだと聞いている」と警戒を示しつつも、「臆することなく、自分たちのサッカーができれば良い勝負ができると思う」と胸を張って答えた。

(取材・文 折戸岳彦)
●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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