東海得点王のFW畑潤基、J内定GKの牙城崩すも「まだまだ実力不足」
ゲキサカ / 2016年12月7日 22時5分
[12.7 全日本大学選手権(インカレ)1回戦 関西大2-1東海学園大 夢の島]
東海得点王の実力は示した。V・ファーレン長崎の特別指定選手としてチームを離れる時期もありながら東海学生リーグで31ゴールを量産した東海学園大のFW畑潤基(4年=東海学園高)が後半8分に先制点。神戸入団内定GK前川黛也(4年=広島皆実高)の牙城を崩した。
「関西で4位のチームということで自分たちより格上だと思って試合に入ったけど、そこまで差はなかった。ボールも回せたし、前半は五分でやり合っていたと思う」。後半8分の先制点は、一度は前川に止められながらも、こぼれ球を再び押し込む泥臭い形。「自分が点を決めて、みんなのテンションが上がって、そこで引き締められればよかったけど……」。後半26分に追いつかれると、延長戦突入間近の後半アディショナルタイムに決勝点を献上。悔しい逆転負けだった。
個人としては手応えもあった。「センターバックとボランチの間で受けてターンして前に行くというプレーが全国でもできたのは自信になる」。ただ、チームを勝利に導くことはできず、「2点目、3点目を取れなかったのはまだまだ自分の実力不足」と、納得するわけにはいかなかった。
卒業後の進路はまだ正式決定していないが、長崎の特別指定選手として今季のJ2で5試合に出場し、10月2日のJ2徳島戦では初ゴールも決めている畑。「(プロで)やれる手応えはあったし、点も取れて自信になった。ただ、プロの世界は一つのミスに人生や生活が懸かっている。プレッシャーも違うし、厳しい世界だと思う」と、次なる舞台へ気を引き締めた。
(取材・文 西山紘平)
●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集
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