自慢の堅守を発揮! 静岡産業大が後半3発でIPU・環太平洋大に快勝

ゲキサカ / 2016年12月7日 23時39分

静岡産業大が2回戦へと駒を進めた

[12.7 全日本大学選手権1回戦 静岡産業大 3-0 IPU・環太平洋大 味フィ西]

 第65回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)が7日に開幕した。味の素フィールド西が丘の第2試合では、静岡産業大(東海1)とIPU・環太平洋大(中国)が対戦。各リーグ王者同士の対戦は、3-0で静岡産業大が勝利した。10日の2回戦では日本体育大(関東3)と対戦する。

 中国大学サッカーリーグを18戦17勝1敗で2年連続優勝を果たした環太平洋大は、最終ラインから丁寧にパスを回し、FW梶山勝矢(3年=高知中央高)とMF横山勝(4年=水島工高)が正確な長短のパスで相手を翻弄。前半の終盤には敵陣でプレーする機会が増え、前半36分にPA手前でMF朝香竜悟(4年=本庄一高)のハンドで絶好の位置でFKを獲得。FKスポットに梶山とMF福田雅斗(4年=倉敷翠松高)が立ち、福田が右足で狙うと、壁の中に入って膝立ちとなっていた味方の頭上を抜けるも、ボールはGK中村圭佑(4年=鎮西学院高)の胸に収まった。

 東海学生リーグで9年ぶりの優勝を決め、5年ぶりのインカレ出場となる静岡産業大は、守備をベースにFW斉藤要(4年=東海大翔洋高)の巧みなパス、長身でスピードがあるFW栗田マークアジェイ(1年=東京実高)に浮き球パスを送り、チャンスをうかがう。また、ダイレクトパスで相手を揺さぶり、高い位置からプレッシャーもかけ続けた。すると、前半21分に決定機。MF名和太陽(4年=静岡学園高)の素早いプレスでボールを奪い、縦につなぐ。MF佐藤啓太朗(4年=幕張総合高)のスルーパスをPA手前で受けたFW遠山拓民(2年=甲府U-18)が右足を振り抜くも、惜しくも左ポストに弾かれてしまった。

「(前半は)サポートし合えていなかったので分裂していないかと、ハーフタイムには少し話をして、落ち着かせて、パワーを注入しました」と話したのは、静岡産業大の成嶋徹監督。後半開始早々に環太平洋大に華麗なパスワークからゴールに迫られるシーンもあったが、それを主将DF新村一輝(4年=Honda FC U-18)を中心とした守備で耐え凌ぐと、後半24分に均衡を破った。

 静岡産業大は右サイドから名和がクロスを入れると、セカンドボールをFW藤田脩人(3年=浜松湖東高)が巧みなボールコントロールで相手の前に入り、落ち着いて左足でゴールに流し込んだ。「後半に入ってからはIPUが前へ出てきてくれたおかげでやりやすくなった」と成嶋監督が語るように、1点ビハインドとなった環太平洋大はより前へ前へ来るようになり、静岡産業大はその攻め疲れを狙い、同35分に追加点を決める。藤田の華麗なループパスをPA右で受けた斉藤が右足でゴールネットに突き刺し、2-0とリードを広げた。

 さらに静岡産業大は後半42分、カウンターから栗田が持ち味のスピードで相手DFを振り切って豪快な右足シュート。味方が3人も並走していたが、単独突破からとどめの一撃を見舞った。環太平洋大も最後まで諦めず攻勢に出たが、同アディショナルタイム4分のFW柴本慎也(3年=興國高)のヘディングシュートも決まらず、環太平洋大のインカレ初勝利はまたもお預けとなった。

 耐えて耐えて、チャンスをモノにし、後半の3ゴールで初戦突破を決めた静岡産業大。2回戦の相手は日本体育大だ。成嶋監督は、「うちはうちのやり方で立ち向かう。中2日でできることはそんなにないので。できるだけいいコンディションで臨ませることが一番。ゲームのなかで打開していきたい」。常葉大学浜松キャンパスと並んで、東海学生リーグ最少失点(16)の守備を武器に、藤田が「明らかに格上」と語る日本体育大を破って、静岡産業大が更なる高みに突き進んでいく。

(取材・文 清水祐一)●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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