21年ぶり挑戦の金沢星稜大“4年生采配”で奮闘も終戦…MF大谷内「2点目を取る力がなかった」
ゲキサカ / 2016年12月8日 14時8分
[12.7 全日本大学選手権(インカレ)1回戦 仙台大2-1金沢星稜大 ゼットエー]
21年ぶりの“挑戦者”が、4年間の集大成を見せつけた。学校名が変更してからは初出場、21年ぶり2回目のインカレ出場となる金沢星稜大(北信越1)は1-2で競り負け、無念の初戦敗退。主将のMF大谷内蒼(4年=星稜高)は「初戦でバタバタして、普段通りのプレーが出せなかった。緊張があったと思う」と唇をかんだ。
監督ではなく、4年生が90分間の試合を設計する。練習メニューやゲームプランは学生コーチや主将を中心とした4年生が話し合って方向性を決め、監督がアドバイスをするという体制を築く金沢星稜大。2年連続のプレーオフ敗退を経てチームは完成度を高め、念願のインカレの舞台に登場。「0-0のプランだった」という前半は同15分に先制点を許したものの、その後は仙台大の攻撃に耐え、最小失点で前半を折り返す。
迎えた後半4分、164cmの小兵FW西原樹(4年=川崎U-18)がドリブルでPA内に進入すると、DF川口大翔(3年=青森山田高)のファウルを誘い、PKを獲得。「DFライン3枚の裏を狙って、うまく抜け出してPKをもらえた。後半早い時間に先制できたのは良かった」。自らがキッカーを務め、「入れ」と祈りを込めて右足を振り抜き、ゴール真ん中へと蹴り込んだ。
1-1に追いついた試合展開に勝機はあったが、決定機に決め切れず、逆に仙台大に2得点目を献上してしまう。大谷内は「2点目を取る力がうちのチームにはなかった」と声を落とした。「前半に失点したけど、後半は残り15分からパワープレーで畳み掛けるゲームプランだったので問題はなかった。最後のパワープレーでチャンスメイクはできた。あとは決めるだけというところで……難しかった」。
最後まであと1点が遠かった。試合終了間際にはDF舟橋侑輝(4年=星稜高)やDF廣田和将(4年=星稜高)、西原が立て続けにあわやというシュートを連発したが、いずれもわずかに枠を外れ、スタンドにはため息が漏れた。西原は「入らなかったのが今の自分たちの力」と悔しさをにじませ、「1~3年生には経験した分、来年頑張ってほしい」と後輩たちにエールを送った。
(取材・文 佐藤亜希子)●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM994]関西大DF大西志有太(3年)_天王山で2発&完封貢献「自分も絶対的な存在に」
ゲキサカ / 2024年10月21日 18時7分
-
北海が初の4連覇へ前進…J3八戸内定のMF井波勇太の弟・秀樹が先制点…サッカー全国高校選手権北海道大会
スポーツ報知 / 2024年10月21日 7時18分
-
[MOM990]流通経済大GKデューフエマニエル凛太朗(2年)_目立ちたがり屋のプロ注目大型GK
ゲキサカ / 2024年10月9日 19時5分
-
“悔しい”勝利で次は選手権予選へ。水戸内定の日体大柏GK早川ウワブライトは千葉制覇と全試合「無失点」を誓う
ゲキサカ / 2024年10月5日 20時40分
-
[プレミアリーグWEST]“手堅い”チームに進化してきた東福岡が米子北に1-0で勝利。プレミア残留へ大きな勝ち点3獲得!
ゲキサカ / 2024年9月28日 21時1分
ランキング
-
1【なでしこ】日韓戦〝ガラガラ危機〟に宮本会長が危機感「集客うまくいっていない」
東スポWEB / 2024年10月22日 18時1分
-
2《消えたロコ・ソラーレ功労者の現在》“切実な事情”でチームを去ったメンバーがカーリング離れて「病院勤務の専属職員」に転身
NEWSポストセブン / 2024年10月21日 16時0分
-
3去就注目の中日マルティネス投手、国内移籍ならば一択か? 中日「全力遺留」も...球界OB予想
J-CASTニュース / 2024年10月22日 15時21分
-
4元大関・旭国の太田武雄さんが死去 77歳 親方としても横綱・旭富士、関脇・旭天鵬らを育てた名伯楽
スポーツ報知 / 2024年10月22日 20時32分
-
5高梨沙羅「今季の目標はテレマーク」…26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪プレシーズン始動会見
スポーツ報知 / 2024年10月22日 17時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください