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「悔しさしかない」「これからの糧に」MF針谷岳晃とMF松本泰志、昌平のJ内定コンビが語る選手権予選敗退、プロの舞台…

ゲキサカ / 2016年12月8日 21時4分

―敗退後から今日(12月4日)の武南戦をどう迎えましたか?
針谷:「準決勝から3週間近く空いたのですが、かなり心が折れていました。一昨日も怒られたばっかりだったのですが、気持ちを切り替えるのに相当苦労しています。
松本:「僕は予選の次の日に広島のオーストラリア遠征に行ったので、凄くバタバタしていて、落ち込んでいる暇がない状態でした。でも、オーストラリアでいろいろ考えました。帰国して練習に参加したら、凄く雰囲気が暗くて……。選手権予選期間中のテンションとは大きな開きを感じました。みんなの落ち込み具合の大きさを改めて感じました。で、そこで喝を入れられたよね」
針谷:「そうですね、相当な喝を入れてもらって、もうみんなでミーティングを開いて、そこで切り替えるきっかけになったと思います」

―どんな喝だったのですか?
針谷:「まだ戦いは残っているのに、落ち込んでばかりいたので、『もっとプライドを持て』と監督に言われて、それが本当に響きました」
松本:「かなり響いたね」

―結果、後輩達に財産を残す戦い(プリンスリーグ関東参入戦)は最長で2試合残ることになりました。
針谷:「昨年はプリンスリーグ関東でプレーして、思うようなサッカーが出来なかったのですが、毎試合レベルが高くて、凄く良い経験になった。後輩達にもそういう経験をしてもらいたいので、僕らがプリンスに上げなければいけないと思うようになりました」
松本:「僕も昨年、県リーグに落としてしまった責任がありますし、プリンスでの経験があったからこそ、今の自分があると思っているので、今の1、2年生にはぜひ経験をしてもらいたいと思っています」
針谷:「もうここまで来たら(プリンスに)上げるしかないよね」
松本:「うん、もうやるしかない」
針谷:「ここ(プリンス関東参入戦)で負けて終わるのは嫌だよね」
松本:「絶対に嫌だね。勝って終わりたい」

―今回、お互いプロになることが決まりました。進路が決まった時、何を話しましたか?
針谷:「お互い試合に出て、同じピッチで戦いたいと話しました。本当に同じプロの舞台に立てることが嬉しかったですし、そこで対戦出来たら嬉しいし、物凄く楽しみです」
松本:「敵同士で戦ったことがないので、本当にタケと戦えるのが凄く楽しみです」
針谷:「本当にお互いプロになれて良かったです」

―お互い別々のチームに行くけど、寂しさはありますか?
針谷:「寂しいですね、やっぱり」
松本:「寂しいです」
針谷:「見なくてもパスを出せる相手だし、それがいなくなるのが寂しいですね」
松本:「僕はタケをずっと見ています(笑)」
針谷:「分かり合えているだけに寂しいですが、それぞれプロとして頑張りたいです」
松本:「刺激をし合って行きたいと思います」

(取材・文 安藤隆人)▼関連リンク
【特設】高校選手権2016

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