監督に感謝の内田、リード許す展開での復帰戦に「リハビリを頑張ったご褒美」
ゲキサカ / 2016年12月9日 12時36分
[12.8 ELグループリーグ第6節 ザルツブルク2-0シャルケ]
長く苦しいリハビリを乗り越えてのカムバックだった。シャルケのDF内田篤人が8日のヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第6節・ザルツブルク戦にベンチ入りし、0-1の後半38分から途中出場。昨年3月以来となる公式戦復帰を果たした。
出番なしも覚悟していた。1点を追う展開で試合も終盤。試合前には「(出場時間は)20、30分という話があった気もする」という内田だが、「試合展開が難しかったし、今日はないかなという気もしていた」と明かす。
「俺が出る20分、30分前から急にサッカーが良くなっていた。俺が監督なら代えないなって思っていた。それでもメンバーに入れて、10分でも使ってくれて、監督には感謝している」
公式戦出場は日本代表として先発した昨年3月31日のウズベキスタン戦以来。シャルケでは昨年3月10日のCLレアル・マドリー戦以来、約1年9か月ぶりで、その間に指揮官もロベルト・ディ・マッテオ元監督からアンドレ・ブライテンライター前監督、そして今季からチームを指揮するマルクス・バインツィール監督へと交代していた。
昨年6月に右膝の手術に踏み切ってからは合流と離脱を繰り返し、昨季は1試合も出場できなかった。この日が昨年4月11日のフライブルク戦以来となるベンチ入り。現指揮官へのアピールもまだ十分ではない中での復帰には感謝の思いしかなかった。
「膝が冷えたら固まっちゃうから。これだけ寒いと、温めないと。そういう体というか膝なので」と、チームメイトとは離れて入念にアップし、後半38分、ついにピッチに入った。「意外に冷静だった」という618日ぶりの公式戦。完全復活への大きな一歩を踏み出した右サイドバックは「今日はリハビリを頑張りましたっていうご褒美でしょ」と、待ちに待った復帰戦にも涼しい顔を見せ、久々の“内田節”も口にした。
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