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「山田を破ろうぜ」坂本監督の狙い的中、大阪体育大が法政大に3発完勝で8強入り

ゲキサカ / 2016年12月11日 23時17分

 2点ビハインドの法政大は後半開始と同時に2枚替え。来季ベガルタ仙台入り内定のDF永戸勝也(4年=八千代高)、主将のMF黒柳駿(4年=浜松開誠館高)を投入し、反撃に出る。永戸が長短のスルーパスで攻撃を活性化させたものの、1点が欲しい時間帯にまさかの失点。「後半の立ち上がり10分が勝負で、絶対に点が取れると思っていた。それが点が取れずに失点してしまった」と、山田は敗因を分析した。

 攻撃の手を緩めない大阪体育大は後半7分、PA左のライン際から大田が折り返すと、走り込んだFW古城優(2年=堺西高)が右足で合わせて、トドメを刺す。その後も安定した守備で法政大の攻撃を凌ぎ、後半40分には日本代表FW浅野拓磨(シュツットガルト)の実弟、MF浅野雄也(2年=四日市四郷高)をピッチに送り込んだ。

 後半アディショナルタイムの波状攻撃にも耐え、試合を支配した大阪体育大が3-0で完封勝利。「うまい時間に点が取れた。もっと苦労して1点のゲームかなと思ったけど、法政さんが自分たちの展開ができなかったんでしょうね」。今季限りでの勇退が決まっている就任44年目の坂本康博監督は「『山田を破ろうぜ、一番自信を持ってる選手を破ろうぜ』という狙いだった」とプランを明かす。青森山田高時代の同期について、池上も「チームとしてヤマのところを狙う意識があった。いい風にハマりすぎたというか、ヤマらしくないプレーもあって驚いた」と振り返った。

 12日に行われる準々決勝では総理大臣杯準々決勝で敗れた明治大と対戦する。「2年生が主体のチームなので波もある。ダメな時は全然ダメだしね。明治大はチャンピオンチームなので、チャレンジャー精神で勝ちにいく」と名将。44年目のシーズンをそう簡単には終わらせない。

(取材・文 佐藤亜希子)●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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