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「苦しさもあった」欠場した仲間の思い背負って戦った慶大CB豊川が最高級の存在感

ゲキサカ / 2016年12月11日 12時45分

 だが、「彼(望月)はできないから『頼んだ』と毎回、きょうも試合前に言ってもらえましたし、そういう思いも背負って毎試合全力では戦っていました。でも、結果が出ずに残念だと思います。(試合後)そんな長い言葉はしゃべっていませんけれど、『お疲れさん』みたいに言ってくれて。彼のために、今まで行ったことないベスト8、日本一になれなかったことが残念です」。望月は回復後にまたサッカーを続けていく意志がある。望月本人はピッチに立てなかったが、最終節逆転でのインカレ出場、全国1勝、そしてこの日演じられた白熱の攻防戦。チームメートたちの奮闘を労っていた望月の胸に豊川らの頑張りは間違いなく響いているはずだ。
 
 豊川は4年間を振り返って「苦しさも非常に多いシーズンだったと思います。周りからもシーズン始まる前は優勝候補になるんじゃないかと言われていたし、自分たちも期待感というか、できるんじゃないかという思いを持ちながらのシーズンだったので、噛み合わずにどんどん順位が下がっていった時は苦しかったですけど、最後調子が上がってきてBチームや、Cチームの4年生みんな自分たちについてきてくれて、苦しかったですけど本当にいいシーズンだったと思います」。思い残すこともあるが、仲間たちとともに全力を出し切った。今後は自分の将来へ向けて全身全霊の日々。次の決断をするまで、自身の夢への可能性を模索しながら、豊川は戦い続ける。

(取材・文 吉田太郎)●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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