“10点差”から自分たちのサッカー貫き6点差…初出場・九州共立大監督「よくやった、胸を張りなさい」
ゲキサカ / 2016年12月11日 18時7分
[12.10 全日本大学選手権2回戦 明治大6-0九州共立大 町田]
九州共立大の米山隆一監督は、総理大臣杯優勝校・明治大を相手に0-6で敗れはしたものの、逃げずに自分たちのサッカーを貫いた選手たちを褒め称えた。
高い組織力をいかしたパスワークや運動量を武器に、夏の総理大臣杯で初出場した九州共立大は、1回戦敗退に終わったものの、九州大学リーグ3位で初めてのインカレ出場権を獲得。雪辱を果たすチャンスをつかんだ。7日に行われた1回戦の北海道教育大学岩見沢校戦では、前半8分にMF角康平(2年=佐賀北高)が決めた先制点を守り抜き、歴史的勝利を飾った。そして迎えた2回戦の相手は、夏の王者・明治大。指揮官はこの一戦に向けて、選手たちに「逃げるな」と話したという。
「全国大会に出ることができて、1回戦で勝って、そのおかげで夏のチャンピオンチームと対戦できる。一番の頂上を目指す大会で頂上が見られる。それを見て帰らないといけない。10点差はあると思っていた。その差を試合中で、90分の間で1点でもいいから縮められるように自分たちのサッカーをやろうと。ゴール前でビルドアップしていい、取られて失点してもかまわないから、ただ蹴って逃げるよりは、ちゃんと日本一を体感できるように、自分たちの差がどこなのかちゃんとわかるサッカーをしよう」
そう送り出された選手たちは戦前の予想通り、J内定者4人を擁する明治大の厚みのある攻撃を受け続けることになったが、ボランチの田中功一(4年=佐賀学園高)を中心にしっかりパスを回し、これまでやってきた九州共立大のサッカーを披露した。しかし、前半10分に先制点を許すと、セットプレーから2失点。後半も3点を失い、0-6で2回戦敗退となった。それでも米山監督に悔いはなかった。むしろスッキリした表情が印象的だった。
「全く通用しなかったけど、逃げずにできるだけのことをよくやってくれた。セットプレーでやられたのがね。高さも違うからそういう意味では悔いもないし、『よくやった』と試合が終わってから褒めてあげた。彼らの努力の結果。『胸を張りなさい』と伝えた」。九州共立大の挑戦は2回戦で終わった。それでも総理大臣杯に続いて、全国の舞台で試合ができたことは選手たちにとっていい経験になったことは間違いない。
(取材・文 清水祐一)●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大学187㎝逸材がプロへ…韓国GKキム・ジンヒョンから貰ったグローブで叶えた“J内定”
FOOTBALL ZONE / 2024年9月21日 7時50分
-
[MOM984]阪南大DF金子光汰(3年)_下剋上の夏物語は“下剋上の男”のV弾で完結
ゲキサカ / 2024年9月16日 8時33分
-
明治大に帰ってきた守護神上林豪、大切にするいつものグローブとともに
ゲキサカ / 2024年9月11日 23時10分
-
[MOM978]阪南大MF櫻井文陽(3年)_J1内定選手ズラリの明治大を「リスペクトしつつ、ビビらずに」自画自賛FK弾
ゲキサカ / 2024年9月9日 21時53分
-
塩貝健人の大学2年海外移籍は「メリットもある」…全チームが1回戦から登場、総理大臣杯4日開幕
ゲキサカ / 2024年9月2日 15時20分
ランキング
-
1湧いて出てくる大谷翔平の“化け物記録” 離されるレジェンドたち…驚愕データの数々
Full-Count / 2024年9月21日 19時37分
-
2大の里 2度目優勝で“最速大関”当確に花!天敵・豊昇龍に勝利「最高の相撲を取った」
スポニチアネックス / 2024年9月21日 17時57分
-
3大谷翔平の偉業で…イチロー氏の“予言”にX驚愕 現実になった引退会見「全ての伏線とは」
Full-Count / 2024年9月21日 7時10分
-
4大谷翔平は「ばかげている」 悪球打ち弾に敵軍放送局も呆れ…“被弾投手のワード”実況自粛
Full-Count / 2024年9月21日 14時50分
-
5クリスタルパレス鎌田 リーグ戦初のフル出場も…本拠マンU戦は守護神大活躍でスコアレスドロー
スポニチアネックス / 2024年9月22日 3時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください