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関学大のスーパールーキー山本悠樹が全国鮮烈デビュー「日本一になりたい」

ゲキサカ / 2016年12月11日 17時13分

関学大のMF山本悠樹(1年=草津東高)はインカレデビュー戦で1ゴールを決めて勝利に貢献した

[12.10 全日本大学選手権2回戦 関学大5-0専修大 大和]

 連覇を目指す関西学院大(関西2)に頼もしいルーキーがいる。MF山本悠樹(1年=草津東高)はインカレ初戦となった10日の専修大(プレーオフ)戦にトップ下で先発出場すると、前半18分に起点となるスルーパスを通して先制点を演出。後半17分にはダメ押しとなるチーム4点目を突き刺し、快勝劇に貢献した。「緊張感が全然違った」と初々しく振り返ったルーキーは、「日本一のために結果を残し続けたい」と力強く話した。

 草津東高時代から注目選手だった山本は、2年生の時に高校選手権に出場。3年生の時に出場した総体では、2得点を挙げて16強に導く活躍をみせ、Jクラブからも注目を集めた。ただ練習参加したクラブで、プロとの差を痛感。当初は高校卒業と同時にプロに進みたいとの考えを持っていたが、「大学からプロに行く可能性は低いかもしれないが、そこで行けないのであれば、高校から行っても一緒じゃないかと思った」。両親や高校の先生と相談した結果、関学大への進学を決めた。

 入学当初は大学サッカーのスピード感についていけずに怪我に苦しんだ。入学直後に右もも裏を肉離れすると、前期リーグのほとんどを棒に振ってしまった。しかし怪我も癒えて大学サッカーに慣れた後期は、実力を発揮。リーグ戦で5ゴール6アシストを記録し、関西リーグの新人賞を獲得した。個人タイトルは狙っていなかったという山本だが、大きな自信を得た一年になった。

 昨季の関学大は大学タイトルを総なめにする4冠を獲得。このレベルの高さが関学大への進学を決めた最も大きな要因になった。「今はプロを目指すというより、まずは関学で日本一になりたいという考えになっている。今年は目標に掲げている日本一を今年は一度も成し遂げていないので、その日本一のために結果を残し続けたい」。日本一が経験したい。期待のスーパールーキーは頂だけを見据えている。
(取材・文 児玉幸洋)
●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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