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昨年は関東2部、今年は日本一へ!筑波大が関西大破り、6年ぶりの4強入り!

ゲキサカ / 2016年12月12日 17時13分

 32分、中盤中央での個人技でDFを鮮やかに剥がした三苫がタイミング良く左前方へスルーパス。中野が中央へ戻したボールがこぼれ、これに走り込んでいた三苫がGKとの1対1から左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。初戦、2回戦といずれも逆転勝ちしていた関大が反撃するが、次の1点を奪ったのも筑波大だった。42分、戸嶋が右オープンスペースへ展開すると、これに反応した中野がカットインから左足を振り抜く。鮮やかな左足シュートがゴール左隅を破って2-0となった。

 関大は前川が「0-1の中で今までも逆転で勝ってきているっていう状況ですけれど、追加点取られたことが敗因になっているし、(自分が)DFをもうちょっとボールのところに寄って行かせたらシュートのところはなかった」と首を振る痛恨の2失点目。対して筑波大の鈴木徳は「後半も相手が出て来るかなというイメージだったので、その中で(ボールを)取ったところのスペースを突けばチャンスが来ると思っていたので、いい点の入り方だったと思います。綺麗に取れることはないかなと思っていたのでいい泥臭さがあったと思います」と表情を緩めた。2点ビハインドとなっても諦めずに攻める関大は48分、MF布施周士(4年=東京Vユース)の右アーリークロスを中央へ飛び込んだ竹下が頭でゴールネットを破り、1点差とする。さらに50分には中央の布施が右前方へ出した絶妙なラストパスで2回戦決勝点のMF平尾柊人(4年=福知山高)が抜け出す。そして切り返しから左足シュート。関大応援席が沸いたが、この一撃は枠右へ外れ、直後に試合終了となった。
 
 筑波大は小井土監督が「スタンドも含めて迫力がある。力を引き出してもらった」という関大を破ってベスト4進出。関東2部リーグに所属していた昨年は総理大臣杯優勝を逃した時点で出場する権利を失っていたインカレだが、今年は関東2位に入って出場権を獲得し、堂々の戦いぶりで準決勝進出を果たしている。明確な目標を持って戦うチームが醸し出している一体感。鈴木徳は「日本一を今年のシーズン目標としてやってきている。4年生が主体的にチームを引っ張ってくれているというのがあって、4年生がつくったものに僕らが付いて行っている。付いて行っているだけでなくてアクション起こして意見を言っていく。ゲームの中から外に関しても多いんじゃないかなと思います」と説明し、小笠原は「去年2部で戦えたことでステップアップの段階を踏んでられているので恐れることなく、チャレンジできている。みんなで(タイトルを)取りに行きたいです」と言い切った。次は関西王者・阪南大との準決勝。強敵をまた倒して、日本一への階段をまた一つ上る。

(取材・文 吉田太郎)●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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