大会直前にはメンバー外も経験…日体大FW平川、インカレ初先発に応える意地の一発

ゲキサカ / 2016年12月16日 17時55分

2点目を決めたFW平川元樹(2年=札幌U-18)が

[12.15 全日本大学サッカー選手権(インカレ)準決勝 大体大2-3日体大 町田]

 1-1で迎えた後半32分、均衡を破ったのは日本体育大(関東3)のFW平川元樹(2年=札幌U-18)だった。MF輪笠祐士(3年=FC東京U-18)が中盤から正確なロングパスを放つと、平川が反応し守備陣の裏を抜ける。「中に出して取られて後悔はしたくない」。GKとの1対1から迷わず放ったシュートは鋭くゴールネットに突き刺さった。

 大会直前にメンバー外となった悔しさを晴らす得点になった。今季、平川は関東リーグで19試合に出場。4得点を決めて、日体大の躍進に貢献していた。しかしリーグ最終節では突如メンバー外。不安の中でインカレを迎えると、ベンチ入りは出来たものの、初戦から2試合は途中出場だった。

 しかし迎えた大阪体育大との準決勝。鈴木政一監督は、平川を先発に抜擢した。「出られれば自分の良いところを出して活躍できる自信はある」と話すほど、FWらしい気持ちの強さを持つ平川が燃えないはずもない。「最初は少し固くなってしまって、あまり良いプレーはできなかった」と気合が空回りする場面もあったが、しっかり得点を奪い、結果を残してみせた。

 身長186cmを誇る長身だが、意外にも長所は推進力だという。「大柄のわりに動けるほうだと思っていて、推進力には自信があります」。その推進力を発揮した2点目は「昨日の練習で、2点目のようなGKとの1対1を想定してやっていた」としてやったりのプレーに胸を張った。

 決勝の相手は同じ関東リーグの筑波大に決まった。今季の筑波大との対戦では、平川はリーグで1得点、総理大臣杯の予選で2得点を決めている相性の良い相手でもある。平川も「ゴールを貪欲に狙って、ヒーローになって勝ちたいです」と闘志を燃やす。「自分はFWなんで。自分が点を取って勝ちたいんです」。生粋のゴールハンターが、母校の35年ぶりのタイトルも射止める。

(取材・文 石川祐介)
●第65回全日本大学選手権(インカレ)特集

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