[プレミアリーグ参入戦]左SB溝脇が決勝点!全員が積極的にゴール目指し続けた阪南大高が初のプレミア昇格!
ゲキサカ / 2016年12月18日 20時40分
[12.18 高円宮杯プレミアリーグ参入戦2回戦 新潟明訓高 0-1 阪南大高 コカ・コーラウエスト広島スタジアム]
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ参入戦は18日、勝者が17年プレミアリーグ参入の決まる2回戦が行われた。2年連続で「昇格決定戦」へ進んだ新潟明訓高(北信越1、新潟)と、初のプレミア参入戦進出となる阪南大高(関西、大阪)。ともに初のプレミア昇格を懸けた一戦は、1点を争う激戦となった。
立ち上がりからペースを握ったのは阪南大高だった。「ウチは右が引っ張るチーム」と濱田豪監督が語ったように、右MFの島田直樹がキレのあるドリブル突破を何度も仕掛け、右サイドを活性化。サイドでイニシアチブを握られてしまった新潟明訓は後手に回らざるを得なくなってしまった。
島田を起点に、抜群のキープ力を誇るFW木戸口蒼大、裏への飛び出しが上手いFW稲森文哉が、バイタルエリアのスペースを有効活用し、ゴールに迫って行く。ビッグチャンスが生まれたのは前半終了間際の45分、右サイドでボールを受けた稲森がドリブルで仕掛け、平行に走って来た島田へパス。島田がキレのあるドリブルで右サイド深くえぐってからセンタリング。ニアサイドに飛び込んだ木戸口の頭にドンピシャのタイミングで届いたが、ヘッドはGKの正面をついてしまった。
後半立ち上がりは新潟明訓もエース関口正大にボールを集めて、反撃の姿勢を見せるが、クレバーな2年生CB吉田伸弘、安定感抜群のGK坂本大地を軸に冷静に対処し、DFラインを下げること無く、攻撃陣を支えた。この守備に応えるように、島田のドリブル、2トップの流動性が落ちること無く、そして左の溝脇逸人、右の鍋坂陸平の両SBも積極的に攻撃参加をして、新潟明訓ゴールに圧力をかけ続けた。
そして30分、攻撃参加した溝脇のシュートがGKの手に当たるも、そのままゴールに吸い込まれた。新潟明訓GK杉本陸の前でバウンドするという、幸運もあったが、「彼がシュートをするイメージなんて無かった」と濱田監督が目を丸くしたように、全員が積極的にゴールを目指し続けたからこそ、生まれたシュートであり、ゴールであった。このゴールが決勝点となり、1-0で勝った阪南大高が来季のプレミアリーグ昇格を手にした。
「選手権予選で負けて、悔しさはあったが、今年のチームは昨年のメンバーがベースとなって、より一歩前に進めたチーム」(濱田監督)。
選手権大阪府予選決勝で東海大仰星高に2-3で敗れ、2年連続の選手権出場はならなかったが、プレミアリーグ参入という大きな財産を後輩にもたらした。新たな歴史を踏み出したチームは、充実感に満ちていた。一方の新潟明訓も選手権出場こそならなかったが、「2年連続でこの場に立てた。これからもっと積み重ねて行きたい」と田中健二監督が語ったように、阪南大高同様に着実に一歩踏み出しているだけに、来季はより飛躍の一年にしたいところだ。
(取材・文 安藤隆人)▼関連リンク
高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ
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