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柴崎2発で逆転も鹿島は延長で力尽く…レアルがC・ロナウドのハットでクラブW杯制覇

ゲキサカ / 2016年12月19日 0時20分

 敵陣中央でセカンドボールを拾った柴崎は相手に囲まれながらもドリブルで左方向に流れ、DFダニエル・カルバハルを振り切って左足を一閃。PA手前からグラウンダーのミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、2-1と逆転に成功した。

 公式戦36試合無敗の欧州王者もすぐさま反撃に出る。後半13分、バスケスがドリブルでPA内に切れ込み、柴崎を振り切ると、横からDF山本脩斗のチャージを受け、PK獲得。これをC・ロナウドが冷静にゴール左隅へ決め、2-2の同点に追いついた。

 鹿島は後半22分、小笠原に代えてMFファブリシオを投入し、最初のカードを切る。レアルは同28分、DFマルセロが左サイドから右足でファーサイドへクロス。C・ロナウドが頭で落としたボールをベンゼマが左足ボレーで狙ったが、曽ヶ端のビッグセーブに遭った。

 攻勢を強めるレアルは後半36分、最初の交代枠を使い、バスケスに代えてMFイスコをピッチに送り込む。その直後にはベンゼマのスルーパスにC・ロナウドが抜け出す決定機を迎えるが、右足のシュートは曽ヶ端が右足1本でセーブ。今大会、スーパーセーブを連発する守護神が“白い巨人”の前に立ちはだかった。

 後半42分にはレアルのカウンターの場面でC・ロナウドのドリブル突破をDF昌子源がストップ。同43分、土居に代わってFW鈴木優磨を投入すると、同45分には鹿島のカウンターになりかけた場面で金崎がセルヒオ・ラモスに倒された。警告でもおかしくないファウルだったが、すでにイエローカードを1枚受けていたセルヒオ・ラモスに対し、主審は胸元まで手を伸ばしながら2枚目のカードを出さず、ピッチ上の選手、ベンチは猛抗議した。

 試合は2-2のまま90分を終え、延長戦に突入。粘り強く耐えていた鹿島だったが、延長前半8分、一瞬の隙を突かれた。レアルはハーフウェーライン付近のFKからくさびを入れると、ベンゼマがフリーで受け、素早くゴール前にスルーパス。最終ラインの乱れを突いたC・ロナウドが抜け出し、曽ヶ端との1対1から落ち着いて左足で流し込んだ。

 2-3と再逆転を許した鹿島は延長前半11分、柴崎の左FKに鈴木が打点の高いヘディングシュートで合わせるが、惜しくもクロスバーを直撃。同13分にはMF遠藤康に代えてDF伊東幸敏を投入した。レアルは同14分、カルバハルの右クロスのこぼれ球をMFトニ・クロースが右足で狙うと、当たり損ねたボールがゴール前のC・ロナウドに渡り、左足でシュート。C・ロナウドのハットトリック達成となるダメ押しゴールで4-2と突き放し、アジア勢初優勝を狙った鹿島の夢を最後の最後で打ち砕いた。

(取材・文 西山紘平)
●クラブW杯2016特集

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