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たとえレアルが相手でも…鹿島MF永木「“勝てるな”という気持ちも芽生えた」

ゲキサカ / 2016年12月19日 6時31分

中盤の底で攻守に働いた鹿島アントラーズMF永木亮太

[12.18 クラブW杯決勝 R・マドリー4-2(延長)鹿島 横浜]

 戦前の予想では圧倒的不利。勝てる見込みがどれだけあったのだろうか。しかし、鹿島アントラーズは欧州王者のレアル・マドリー(スペイン)を苦しめた。いや、MF永木亮太が「やってみて、勝てるなという気持ちも芽生えた」と振り返ったように、勝利してもおかしくなかった――。

 決して自陣に引きこもり、守備に重心を置くわけではない。その姿勢は前半9分にいきなり先制点を献上しても変わらなかった。前線からの激しいプレッシングで簡単には攻撃の形を作らせず、球際でも五分以上の戦いを繰り広げる。そして、「得点チャンスはあると思っていた」(永木)とレアルゴールに迫り、MF柴崎岳の2得点で一時は逆転に成功した。

「相手をリスペクトし過ぎないようにしていた。前半の内に岳が取り返してくれたことが、すごく勇気になったし、逆転できたところまでは本当に良かった」

 しかし、鹿島が1点をリードしたことで、レアルが目を覚ます。柴崎が2点目を奪った8分後にPKで同点に追い付かれると、延長戦に2失点を喫して、善戦しながらも2-4で敗れた。勝利には手が届かなかった。だが、後半終盤に猛攻を仕掛けてゴールを脅かしたこともあり、「どっちに転ぶか分からない試合だったと思うので、本当に悔しい」と唇を噛んだ。

「やってみて、勝てるなという気持ちも芽生えたので、目の前でタイトルを獲られて本当に悔しい気持ちが大きかった」。レアル相手の敗戦に“本気”で悔しむことができるのも、それだけの手応えがあったからだろう。しかし、堂々と渡り合えたからこそ、「サッカー界の一番上の方を見れたのは良かった。非常に良い経験ができたと思うし、自信にもなった」と充実感も滲ませた。

(取材・文 折戸岳彦)
●クラブW杯2016特集

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