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FC東京FW平山、意地のゴールも「もう少しやりたかった」

ゲキサカ / 2016年12月24日 19時44分

[12.24 天皇杯準々決勝 FC東京1-2川崎F 味スタ]

 残された時間はわずかだった。2点のビハインドを背負って迎えた後半アディショナルタイム。しかし、後半18分に投入されていたFC東京FW平山相太は意地のゴールを叩き込んだ。

「川崎のパフォーマンスが高くて、前半から相手にペースを持っていかれたなという感じだった」とベンチから試合を見守っていた平山。0-2とリードを奪われた状況で自身が投入されると、「両サイドから攻撃は仕掛けられていた。自分は真ん中でゴールにつながるプレーをしようと思っていた」。

 そして、後半アディショナルタイム。左サイドでFKの好機を得ると、「相手はゾーンディフェンスだったし、小川がちょうどいいところに流し込んでくれた」とDF小川諒也の蹴り出したボールにヘディングで合わせてネットを揺らし、1点差に詰め寄るゴールを奪った。

 しかし、反撃もそこまで。1-2の敗戦を喫してFC東京の今シーズンの戦いは終わりを迎えた。「ゴールしたい思いはあったけど、チームが勝つゴールを奪いたかった。やっぱり負けるとうれしさはなくなります」と語ると、「1年が終わるのは早いなという感じですね。もう少しやりたかったです」と寂し気な表情を浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)
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