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最多6本のシュートも空砲に…FC東京MF中島、課題感じつつ「来年がすごく楽しみ」

ゲキサカ / 2016年12月24日 20時33分

[12.24 天皇杯準々決勝 FC東京1-2川崎F 味スタ]

 積極的な仕掛けを見せた。誰よりもシュートを放った。しかし、FC東京MF中島翔哉にゴールは生まれず、チームも1-2の敗戦を喫して天皇杯から姿を消すことになった。

 前半13分にCKのこぼれ球に反応して枠内にシュートを放ったのを皮切りに、中島は積極果敢にゴールを狙う。両チーム最多となる6本ものシュートを記録したが、「自分の決定力があれば、前半で2点、3点取れていたかもしれない。より精度を上げないといけないし、すごく悔しい」と唇を噛んだように、中島のシュートがネットを揺らすことはなかった。

 今夏にはリオデジャネイロ五輪に出場。ブラジルから帰国後はFC東京で出場機会をつかみ、J1初ゴールを記録するなど結果を残してレギュラーに定着した。「五輪もあったし、チームでは最後は試合に出られたので、すごく良い経験ができた。来年がすごく楽しみですね」と自身の成長に手応えも感じているようだ。

 来季に向け、「皆が満足できるようなプレーをしたいし、結果も得たい。オフの期間がすごく大事だと思うので、一日一日成長できるように頑張りたい」と力強く語ったように、今年一年で成長を遂げた男はさらに階段を駆け上ろうとしている。

(取材・文 折戸岳彦)
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