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[皇后杯]INAC連覇も中島依美はクロスバー直撃2発にPK失敗「決めれる選手に」

ゲキサカ / 2016年12月26日 0時8分

INAC神戸のMF中島依美(左)

[12.25 皇后杯決勝 新潟L0-0(PK4-5)I神戸 フクアリ]

 皇后杯連覇を飾ったINAC神戸レオネッサにあって、MF中島依美の表情はどこか晴れなかった。「最後に(タイトルが)獲れたというのはチームとして良かったと思います」とチームの勝利については話したが、個人の評価については「もっともっと自分が成長できるようにしっかりやっていきたい」と表情を引き締めた。

 中島は前半25分、右サイドから放ったミドルシュートがクロスバーを直撃。延長後半10分にもミドルシュートを狙うが、これも豪快にクロスバーを叩いた。おまけにPK戦の1人目で登場したシュートも失敗した。

 チーム最多の5本のシュートを放ちながら無得点。「PKになる前に決めれる選手になりたい」と反省した中島は、「自分が決めていればこういう苦しい状況はなっていなかったと思う。ミドルシュートであれ、決めれる選手になります!」と力を込めた。

 26歳の中島には今後、日本女子代表(なでしこジャパン)を中心となって引っ張る活躍にも期待がかかる。試合を観戦したなでしこジャパンの高倉麻子監督は「もう少し自分を出して戦えてもいい」と厳しい評価を与えていたが、これも期待の裏返し。この発言を伝え聞いた中島は苦笑いを浮かべたが、「どんどん自分のプレーを出せるようにしなければいけない」と更なる成長を誓った。

(取材・文 児玉幸洋)●第38回皇后杯特設ページ

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