[皇后杯]負傷GK福元のグローブでPK2本ストップ!INAC神戸GK武仲「止めれそうやなって」
ゲキサカ / 2016年12月26日 3時46分
[12.25 皇后杯決勝 新潟L0-0(PK4-5)I神戸 フクアリ]
集中力は研ぎ澄まされていた。INAC神戸レオネッサは120分間を戦い終えても0-0からスコアを動かせず、PK戦に突入。準決勝で負傷した正GK福元美穂に代わってゴールマウスを守ったGK武仲麗依は、「緊張というよりはワクワクして試合に挑んだ」と初の大舞台にも臆することはなかった。
読みはいきなり当たった。先攻の新潟L1人目のDF中村楓が「蹴る直前で迷ってしまった」シュートを見逃さず、右に飛んで弾き出す。「ある程度はフォームを見て、キッカーの視線を見て飛んだ」。さらに新潟L2人目のDF坂口萌乃が蹴り込んだシュートはクロスバーを越え、連続失敗に追い込んだ。
決めれば優勝が決まったINAC5人目、MF田中明日菜のシュートはクロスバーを直撃。しかし、この日2本目のビッグセーブが飛び出す。新潟L7人目、DF渡辺彩香が正面を狙ったシュートに好反応。シュートを弾き出すと、両手でガッツポーズを突き上げた。2年連続6度目の優勝の立役者となった殊勲のGKは「なんか今日、止めれそうやなって気がした」と胸を張った。
準決勝で負傷した福元のグローブを使って試合に臨んだ。「みんなの思いを背負って、責任も背負って試合で使わせてもらった」。武仲は今季、4年間在籍した古巣に1年ぶりに復帰。すると、8月にはクラブの混乱にあえぐ岡山湯郷belleから元日本代表GK福元も電撃入団。正GKの座を受け渡すことになったが、下は向かず、いつでも試合に出られるように準備をしてきた。
ベテランGKと切磋琢磨しながらつかんだ優勝。加入後すぐにチームに溶け込んだ福元には「信頼関係を築くのがすごい早かった。声の存在感に違いがある」と敬意を抱きながらも、「シュートストップに対して特に差があるとは思ってない」と一歩も引く気はない。気鋭のGKはチーム内の競争を刺激に、さらなる高みを目指す。
(取材・文 佐藤亜希子)●第38回皇后杯特設ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM4832]上越MF山崎生直(1年)_ NBC U-16準決勝で同点FK。計5発の活躍と初優勝を自信に「チームを勝たせられる選手」へ
ゲキサカ / 2024年9月17日 12時9分
-
[MOM983]新潟医療福祉大GK桃井玲(4年)_筑波大をPK戦撃破!「名前負けせず自分たちのスタイルを信じて」
ゲキサカ / 2024年9月13日 18時33分
-
総理大臣杯決勝は阪南大vs新潟医療福祉大に決定!! 2大会連続で関東勢残れず:準決勝
ゲキサカ / 2024年9月12日 16時6分
-
ルヴァン杯4強は川崎×新潟、名古屋×横浜FMに決定 名手ランゲラックがPKキッカー志願&阻止2本と躍動
FOOTBALL ZONE / 2024年9月8日 21時27分
-
[MOM4818]U-18日本代表GK内山翔太(新潟U-18、3年)_国歌斉唱で感じた「日本を背負って戦うこと」の重み。190センチの守護神が気合のPKストップで勝利の立役者に!
ゲキサカ / 2024年8月26日 19時23分
ランキング
-
1パドレスのダルビッシュ有が日本人初の通算2000奪三振「1番確実にアウト取れる方法。すごく大事」
スポーツ報知 / 2024年9月23日 8時25分
-
2大谷翔平が土壇場9回に53号ソロで「53―55」 2戦ぶりアーチ、4戦5発の量産体制…サヨナラ勝ち呼び込む
スポーツ報知 / 2024年9月23日 8時2分
-
34試合で「打率.778、5HR、13打点、OPS2.522」の衝撃 無双する大谷翔平に「これがたった2.8億円…」の声
THE ANSWER / 2024年9月23日 10時45分
-
4日本に大量失点「恥ずかしくないのか?」 中国が不満爆発…協会と指揮官の思惑に海外注目
FOOTBALL ZONE / 2024年9月23日 12時20分
-
5清原ジュニアの場合は? プロ志望書の裏に3パターン「確約」「二股」「イチかバチか」(小倉清一郎)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月23日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください