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[全日本ユース(U-15)選手権]6発大勝の札幌U-15、サインプレーからの得点も「一人ひとりが役割を守っている」

ゲキサカ / 2016年12月26日 22時56分

CKを押し込んだMF鈴木雄万(右)

[12.26 全日本ユース選手権準決勝 湘南U-15平塚0-6札幌U-15]

 やる事なす事すべてが上手くいった。北海道コンサドーレ札幌U-15はプレースキック時のサインプレーについては日ごろから練習しているが、188cmGK高山汐生や184cmFW中村龍雅を擁する湘南ベルマーレU-15平塚戦を前に再度確認。万全を期して、高身長軍団に挑んだ。

 場面は先制した直後の前半アディショナルタイム1分、右サイドからのCKを獲得した札幌U-15は、MF本間洋平がボールを蹴る。しかしニアサイドにFW中村がいることを確認すると、素直に蹴ることを止め、サインプレーを選択。早いボールを入れることでゴール前の混戦を作ると、満を持して待っていたMF鈴木雄万が右足で蹴り込んだ。

 サインプレーとはいうものの、複数の選択肢から決められるパターンは「阿吽(あうん)の呼吸」。鈴木も「自分たちは小さいのですが、しっかり一人ひとりが役割を守ってやれている」とチーム力のたまものだと胸を張る。

 決勝の相手は清水エスパルスジュニアユース。札幌U-15は昨年の全日本ユースでも1回戦で対戦し、2-3で惜敗。そして春のJFAプレミア杯では0-4で完敗を喫しており、両方の試合に出場した鈴木には悔しい思いしか残っていない。さらに札幌と清水はトップチームがJ2でしのぎを削り、札幌が1位、清水が2位で来季のJ1昇格を勝ち取った。今季の両チームは何かと関係が深い。

「普通に球際とは強いし、いいチームだと思います」と清水JYに改めて敬意を示した背番号5は、「2度負けているので、3回目はしっかり勝ちたい」と決戦に向けて力を込める。相手は史上2クラブ目のジュニアユース3冠に王手をかけて話題をさらう清水JYだが、日本一のタイトルを掴めるなら、ヒール役にだって喜んでなってみせる。

(取材・文 児玉幸洋)

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