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香川サンタからXmasプレゼント!!小学生の笑顔弾けた「JFA・キリン スマイルフィールド」

ゲキサカ / 2016年12月28日 8時40分

 参加した児童の中には、スポーツがあまり得意ではないという子もいた。それでも、約1時間半のイベントが終わったときには「運動は嫌いだったけど、やってみてすごく楽しかった」「サッカーはよく見に行っていたけど、自分ですることはなかったので、もっと好きになった」という声が次々と上がった。香川自身、「僕もそうでしたけど、子供のころは野球をやったり、バスケをやったり、いろんなスポーツをやっていました。今の子供たちにも外で元気よく遊んでほしいし、スポーツをやることの楽しさをまず知ってもらえれば」と、その思いを口にする。

 スタートから6年目を迎えた「JFA・キリン スマイルフィールド」。参加当時、小学生だった児童が中学生になってサッカー部に入ったという話を伝え聞いた香川は「僕自身、子供たちに何かのきっかけを与えたいと思っていますし、こういう交流を通じて自分のやりたいことを見つけてくれればいいなと思っています。その中でスポーツ選手になりたい、サッカー選手になりたいと志してくれるというのは、これ以上なくうれしいです」と喜んだ。

 子供たちとの触れ合いの中で香川がいつも意識しているのは、常に本気でサッカーと向き合う姿勢を見せることだ。香川を含むコーチ陣と子供たちがミニゲームで対決した際には、遊び心満載のプレーで子供たちを喜ばせる一方、シュートを外して本気で悔しがるシーンもあった。

「今年はちょっとミスが多かったかなという反省点があります。もっと子供たちに夢を見させたかった」と冗談交じりに笑うと、「大人げないと言われても、本気のプレーを見せることが大事なのかなと。遊びは常に本気でやるものだと思っていますし、僕自身がそうやって育ってきました。どんな環境でも“この人に負けたくない”という気持ちを持ってきたし、そういうことを少しでも多くの子供たちに感じ取ってもらえたらうれしいですね」と、その真意を語った。

 台風の影響で中止となった2014年を除けば、毎年、欠かさず「JFA・キリン スマイルフィールド」に参加しているのは、仙台、そして東北が香川にとって特別な場所であるのも理由の一つだ。香川は小学校卒業後、生まれ育った神戸を離れ、仙台市内の中学校に通いながらFCみやぎバルセロナのジュニアユースでプレーした。仙台は高校2年の途中まで過ごした“第2の故郷”であり、「僕がプロのサッカー選手になれたのも、仙台の皆さんのおかげだと思っている」と、感謝の気持ちを忘れたことはない。

「すごく大事な時間を仙台、東北で過ごしたので、その恩返しではないですけど、子供たちには僕と同じように夢を追いかけて、是非それをつかみ取ってほしいなと思っています」。キリンとともに「JFA・キリン スマイルフィールド」を2012年から継続して活動している香川には、サッカーボールを使って子供たちを笑顔にしていきたい強い思いがある。「キリンさんや皆さんのサポートの下、これからもこういう場を定期的に持ちたいですし、全国の子供たちに夢を持つことの大切さを伝えていきたいと思っています」。サッカーが広げる笑顔の輪。約1時間半という短い時間の中でも、その可能性は十分に感じることができた。

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