[横山杯]実践学園が逆転勝利で決勝進出に王手! 法政大二は敗戦から“学び中”
ゲキサカ / 2016年12月29日 2時23分
[12.28 横山杯1st(トップ)決勝リーグ第1グループ第2節 法政大二高2-3実践学園高 ジャーニィー土合グラウンドB面(人工芝)]
来年度の躍進を狙う強豪校たちが 「サッカータウン波崎」で力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」の1st(トップ)Divisionは28日午後、決勝リーグ第2節を行った。第1グループの法政大二高(神奈川)対実践学園高(東京)の一戦は3-2で実践学園が逆転勝利をおさめた。
試合はシーソーゲームとなった。第1節の鹿島学園戦で0-7の完敗を喫した法政大二は、積極的な入りをみせると、前半13分にPA左からFW伊藤嘉哉が強烈なシュートを放つとGK成田雄聖の手を弾いて先制のゴールネットを揺らした。負けじと実践学園も同17分、自陣からのロングフィードは風に押し戻されたが、これが功を奏し、飛び出したGKの判断ミスを誘ってFW重枝俊亮が無人のゴールに流し込み、1-1で前半を終えた。
決勝リーグ初戦で千葉の強豪・市立船橋に勝利した実践学園は、後半開始から「先発組」の6選手を送り出した。互いに球際で激しいバトルを繰り広げ、均衡した状況が続いたが、後半23分に法政大二が右サイドからのクロスは味方には合わなかったが、前からプレスをかけたDF日下部敦史がボールを奪ってそのまま右足シュートを沈め、2-1と勝ち越す。実践も同30分、FW武田義臣のシュートはクロスバーを叩いたが、これに反応したMF前原龍磨が頭で押し込み、再び試合を振り出しに戻した。
白熱の一戦となったが、決勝点は同点となった直後に生まれた。実践学園は後半31分、左サイドでボールを受けた前原がDF尾前祥奈へ右足でクロスを送ると、これが誰も触れることなく、右サイドネットに吸い込まれ、3-2。前原の「よっしゃー!」という雄叫びがピッチに響き渡った。逆転勝利した実践学園はこれで2連勝とし、FINAL GAME(決勝戦)進出に王手をかけた。
法政大二にとっては、「勝てるチャンスもあった」試合だった。第1戦では不安定な守備を露呈。結果的にはこの試合でも3失点を喫したが、出足の早いプレスや球際で相手の攻撃を高い位置で止めるなど、「改善できたと思います」と水島光監督は笑顔をみせる。「力の限界だと思いますけど、相手が強かったので。負けながら学んでくれていると思います」。わずか1試合で“成長”を示した選手たちに指揮官は目を細めていた。
(取材・文 清水祐一)▼関連リンク
横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
横山杯大会公式ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
決勝T進出は「日本が有利になった」 “混沌化”を対戦国指摘…ブラジル撃破で「心情は穏やか」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月30日 7時40分
-
なでしこ19歳が「日本の英雄となった」 対戦国ブラジルが劇的弾に脱帽「度肝を抜くゴール」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月29日 7時20分
-
日本に「たった数分間で打ち負かされた」 なでしこがサッカー王国破り…母国騒然「ありえない」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月29日 3時4分
-
なでしこJがブラジルに劇的逆転勝利 熊谷同点PK、谷川決勝弾…今大会初白星で決勝T進出に望み
FOOTBALL ZONE / 2024年7月29日 2時0分
-
なでしこ苦難の船出…五輪初戦スペインに逆転負け 清水梨紗が負傷アクシデント→担架で交代
FOOTBALL ZONE / 2024年7月26日 1時55分
ランキング
-
1再燃する「五輪卓球排除論」…“元中国人”が跋扈、不正野放し、金メダル独占の異常事態
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月9日 9時6分
-
2「ケガも今の瞬間を輝かせてくれる経験」五輪5か月前に手術 藤波朱理が苦難乗り越え金メダル
日テレNEWS NNN / 2024年8月9日 5時50分
-
320年ぶりにメダルを獲得したセーリング470級 五輪種目存続のため奮闘した日本セーリング界…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月8日 22時18分
-
42人の「天才」が宣言通り日本勢20年ぶりの快挙達成も…「ひっそり銀メダル獲得」の悲哀
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月9日 11時11分
-
5今度は五輪メダルに問題発生 わずか獲得1週間で「塗装が剥がれて…」発覚した劣化ぶりに海外絶句
THE ANSWER / 2024年8月9日 9時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください