[MOM1984]慶應義塾DF酒井綜一郎(2年)_マリノスJY時代に後輩との『1対1』で磨いた守備力
ゲキサカ / 2016年12月29日 20時37分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯1st(トップ)決勝リーグ第1グループ第1節 慶應義塾高0-0桐光学園高 ジャーニィー土合グラウンドB面(人工芝)]
慶應義塾高のDF酒井綜一郎は、横浜F・マリノスジュニアユース時代の後輩に感謝している。
桐光学園高との試合では、序盤に4バックから3バックに変更し、酒井は3バックの左に入ったが、持ち味の「ヘディングと対人」で相手の攻撃に冷静に対応し、1対1の守備でもほとんど負けることはなかった。こういった守備の原点は横浜FMジュニアユース時代に培ったものだという。「相手が背が高くても、マリノスのジュニアユースのときにヘディングのやり方を培ったので、そのやり方でやれば絶対に負けない」と胸を張る。
さらに1人の後輩の名前を挙げる。「1つ下に棚橋尭士がいるんですけど、そいつと練習が終わったあとに毎日、『1対1してください』って言われて、ずっとやっていたらあいつもうまくなって、俺も守備うまくなった。ウィンウィンの関係」と笑いながら明かした。棚橋という選手は、現在横浜FMユースに所属し、U-16日本代表に名を連ねているストライカー。9月にインドで開催されたAFC U-16選手権2016では、4得点を挙げ、U-17W杯出場権の獲得に大きく貢献していた。
「あいつは俺の(守備の)やり方が苦手だったんだと思います。それで一緒にやっていました。尭士が誘ってくれたから、今の守備があるんじゃないかな」。そう後輩に感謝する酒井。棚橋と今は連絡は取ってないようだが、いつか一緒に同じピッチでプレーする日を夢見て、自信を持つ守備力に磨きをかける。
(取材・文 清水祐一)▼関連リンク
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