[横山杯]明秀日立が粘る桐光学園を撃破! 指揮官も手応えの勝利締め
ゲキサカ / 2016年12月30日 7時12分
[12.29 横山杯1st(トップ)決勝リーグ第2グループ第3節 明秀日立高3-2桐光学園高 HASAKI SOCCER VILLAGE B面]
29日午前、高校1、2年生たちが来季の飛躍へ向けて力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」1st(トップ)Division決勝リーグ2日目が行われ、第2グループの明秀日立高(茨城)対桐光学園高(神奈川)は、3-2で明秀日立が逆転勝利をおさめた。
互いに勝ってもFINAL GAME(決勝戦)に進出することはできないが、勝利して来年に弾みをつけたい一戦。明秀日立は2トップのFW荒井慧伊太とFW高嶋修也が前線からプレッシャーをかけ、主導権を握ると、その勢いのまま前半16分に先制点を挙げる。荒井が落としたボールを高嶋がPA手前から右足を振り抜くと、相手に当たったボールがゴール右に吸い込まれ、明秀日立がスコアを動かした。
だが、桐光学園も負けていない。前日に石橋清一コーチが「自分たちが主導権をもって、ゲームを進めて点を取って勝ち切りたい」と語ったように、先制を許した後は、MF渡辺大智を中心にテンポよくボールを回し、相手を押し込むと、前半19分にMF近藤央が反転からのシュートでゴールネットを揺らし、同点に追いつく。さらに後半開始早々の3分、右サイドからFW松永陽平が中央に折り返したボールをMF松崎哲馬が右足で押し込み、いい時間帯に逆転に成功した。
1点ビハインドの明秀日立は、選手交代でリズム変更を狙うと、徐々にボールを支配する時間帯を増やしていく。すると、後半19分にペナルティーアークあたりでセカンドボールを拾ったFW二瓶優大が豪快にミドルシュートを決め、2-2。さらに同22分にも、同点弾と同じような形でMF篠崎圭人が逆転の一発をゴールネットに突き刺し、3-2で逆転勝利をおさめた。
勝利して今大会を終えた明秀日立の松原聖馬コーチは、5日間の今大会を通じて「ずっと個の強化を意識してやってきた。ぶつかり合いや1対1の面で負けずに相手よりも走って、まずはそこで優位に立とうと言ってきました。そういった面ではこの試合で相手よりも強さを出せたかな」と手応えを感じている。今後に向けては、「今回の強い相手とやらせてもらったことを経験して、練習から目つきが変わってくれれば」と選手たちの今後の成長を願った。
(取材・文 清水祐一)▼関連リンク
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