早すぎた終焉、川崎F内定の桐光学園DFタビナス「次はこの等々力で…」
ゲキサカ / 2016年12月31日 19時50分
[12.31 全国高校選手権1回戦 桐光学園高0-2長崎総合科学大附高 等々力]
悔しさを押し殺し、勝者を称え、夢を託した。初戦敗退に終わった桐光学園高(神奈川)のDFタビナス・ジェファーソン主将(3年=川崎F内定)は試合後のピッチで長崎総合科学大附の選手に近づき、声をかけた。
「日本一になるチャンスを自分たちは逃した。彼らにはそのチャンスがある。それをモノにしてほしいと」。果たせなかった日本一の夢。「自分たちの力不足。悔やんでも悔やみ切れない形で失点した」。自らの軽率なプレーが失点につながった。
前半7分、セカンドボールの競り合いで一瞬、躊躇したか、身を引いたところでボールが自分の背後に抜け、FW宇高魁人(3年)にスルーパスを通された。FW右田翔(3年)がGK茂木秀(3年=C大阪内定)との1対1を制し、長崎総科大附が先制。その後は類まれな身体能力でピンチの芽を摘み、豪快なオーバーラップから攻撃にも絡んだが、1点が遠かった。
「チャンスがないわけではなかったけど、そこで決め切れなかったのは自分たちの詰めの甘さが顕著に表れた」。結局、後半29分に2失点目。日本一を目指した最後の大会はあっけなく終焉を迎えた。
「日本一になると信じて疑わなかった。それを成し遂げられなかったのは3年間の努力が足りなかったから。次のステージでは全員が活躍することをロッカールームで誓い合った」
タビナスの次なる舞台はJリーグ。この等々力が次のホームグラウンドになる。「本当は等々力で勝って終わりたかったけど、サッカーはそんなに甘くないとここで思い知らされた。来年はプロとしてこのピッチに立って、今日できなかったプレーを見せて、次はこの等々力でチームを勝たせたい」。唇を真一文字に結び、次の“夢”を語った。
(取材・文 西山紘平)
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