山梨学院、エース欠場乗り越え初戦突破!
ゲキサカ / 2017年1月1日 0時6分
岡山学芸館の高原監督は「素晴らしい舞台でひとつでも多く戦いたかった」と唇を噛む。チームの魅力は随所に発揮されたはずだ。だが、いつもより少しメンタルが異なるだけでキックの精度が数センチ変わる。判断が一瞬ズレる。ほんの少しの違いだけでゴールが遠のく。それが選手権の怖いところかもしれない。
一方、山梨学院の安部監督も「いるだけで相手に脅威を与える加藤の不在は、正直大きい。だが、いない選手のことを考えてもしょうがない。今日みたいな戦いがベースになります」と正直に胸の内を明かす。
それほどまでに大エース・加藤のケガの状態は重い。だが、「準決勝、決勝まで行けば…」という望みも吐露していた。大きな負担を背負ったチームは、敗戦のリスクは高まるが、逆に勝てばそれだけ大きく成長する。この日試合を見ていた加藤は言う。「山梨学院にとって大きな1勝だった」。チーム本来の戦いを選手権で披露したい――。その思い一つで山梨学院は1月2日、駒沢で尚志高(福島)との2回戦に臨む。
(取材・文 伊藤亮)▼関連リンク
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