1年前、別のステージにいたライバルと同じピッチに立ち、ゴールをアシスト。前橋育英FW人見が2ゴール演出
ゲキサカ / 2016年12月31日 23時36分
[12.31 全国高校選手権1回戦 前橋育英高3-0明徳義塾高 フクアリ]
ライバルを追い続けてきたFWが全国初戦でゴールを演出した。前橋育英高のFW人見大地(3年)は前線での奮闘光る背番号24のポストワーカー。山田耕介監督が「一番ヘディングとかポストプレーとかできるようになってきた」と評するFWはこの日、前線で身体を張ってボールを収め、ゴールに絡んだ。
前半39分、中央で縦パスを受けて前を向くと、右前方へスルーパス。これで抜け出した2年生FW飯島陸が一度GKに阻まれながらもこぼれ球をゴールへねじ込んで先制点を挙げた。「飯島がいい動きをしてくれた」と2トップでコンビを組んだ後輩FWを讃えた人見はさらに後半13分にGKからのロングボールに競り勝って頭でゴール方向へ流す。これで抜け出したFW馬場拓哉が決めて2-0となった。
2つめのアシストは長期離脱から復帰してきたライバルへのパスだった。「馬場拓哉は1年生の時からライバル関係でやってきたので。2トップで出た時は『やってやろう』という話もしていた。きょう拓哉が取ったので、次は自分が取れるように頑張っていきたい」。
昨年の全国大会に馬場はスーパーサブとして出場し、2試合連続ゴール。一方で人見はほぼ同時期にメンバー外の1、2年生メンバーが参加した横山杯で鍛錬の日々。そこでゴールを連発してアピールしていた。当時、「凄い刺激受けていて負けたくないと思っている」と語っていたライバル・馬場に追いつくために、続けてきた努力。今年、チャンスを掴んだ人見は長期離脱から復活した馬場とともにピッチに立ち、2人の連係でゴールを奪った。
今大会の目標について「とりあえず、馬場の話になっちゃうんですけど、馬場よりも点決めたい。1年生の時から目指していた夢の舞台なので楽しみながら結果残せればいい」と微笑んだ人見。夏の全国王者・市立船橋高(千葉)との2回戦へ向けて人見は「(相手CBの)杉岡と原は日本を代表するCB。自分がどれほど通用するのか勝負していきたいし、そこで勝って日本一へ向かって頑張っていきたいです」。この1年でライバルに並ぶ位置まで成長してきたFW人見が、次はゴールを決める。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】高校選手権2016
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2016
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[MOM4803]米子北FW鈴木颯人(3年)_主将が「仲間の分の思いも込めたシュート」で市船撃破へ導く
ゲキサカ / 2024年7月31日 22時43分
-
3回戦も6-0!神村学園が青森山田の得点記録を上回るペースの3戦21得点、無失点で準々決勝進出!
ゲキサカ / 2024年7月30日 21時21分
-
[MOM4791]仙台育英FW河野宗眞(3年)_誰もが認める「育英のストライカー」へ!決定機逸に頭を抱えた背番号9が名誉挽回の決勝ゴール!
ゲキサカ / 2024年7月29日 12時52分
-
ダブルエースの一角不在も「いい競争」。充実の帝京長岡が4-0で初の3回戦進出
ゲキサカ / 2024年7月29日 12時41分
-
帝京が「神栖ワールドユースフットボール」初代王者に!プレミア勢連破でインハイへ弾み
ゲキサカ / 2024年7月16日 10時55分
ランキング
-
1セーリング混合470級の岡田奎樹、吉岡美帆組が銀メダル 日本勢20年ぶり表彰台!…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月8日 19時11分
-
2「銅」獲得の須崎優衣が何度も観客席に頭を下げる姿に「謝る必要なんてない!」「目頭熱くなった」
読売新聞 / 2024年8月8日 14時30分
-
3セーリング「銀」、祝福コメント続々「ルールわからんけど面白い」「目が離せなくなった」
読売新聞 / 2024年8月8日 21時33分
-
4熱戦を繰り広げたバレー男子日本代表が帰国 空港に詰めかけたファンからねぎらいの言葉
日テレNEWS NNN / 2024年8月8日 17時50分
-
5崩れ落ちた張本智和の「死んで楽になるなら…」発言に中国で擁護の声殺到「彼一人の問題じゃない」「物凄い重圧だったはず」
THE ANSWER / 2024年8月8日 19時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください