勝負を分けた戦術変更の綾…山梨学院、逆転で尚志を下す!
ゲキサカ / 2017年1月2日 23時42分
後半26分。左サイドを突破したDF森田和樹(2年)から前線に上がっていたMF小林友也(3年)へパスが通る。DFに詰め寄られるも粘った小林がゴールへボールを流し込み逆転。「小林はチームで一番運動量がある。アンカー的に守備に置いていましたが、点を取る場面ではボールを奪ったら(前へ)出て行けと」(安部監督)いう形での決勝点。苦しいチーム状況で選手権2勝目をもぎ取った。
「前半にも決定機があり、後半にも決定機があった。それをきっちり決めるのがうちのスタイル。でもそこで決めきれず、相手の粘りにあってしまった」という仲村監督は自分を責める。「自分の責任です」。チームの完成度は高かった。もっと“らしさ”を見せて今大会で尚志旋風を巻き起こす――そんな気持ちも強かったはずだ。だが「攻撃スタイルを貫かず、1-0、もしくは1-1からPKで勝つチームじゃないとこの大会は勝ち抜けない」とまた一つ重い経験を積んだ。
先制ゴールから戦術を動かした山梨学院と変えなかった尚志。結果は山梨学院に軍配が上がったが、どちらが正解とは言い難い。まさに紙一重の判断で勝者と敗者は分かれる。選手権の魅力であり、怖さを、改めて見せつけられた一戦だった。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 伊藤亮)
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