優勝した2010年度以来の6発!滝川二が大分に完勝し3回戦へ
ゲキサカ / 2017年1月2日 20時35分
[1.2 全国高校選手権2回戦 大分高0-6滝川二高 柏の葉]
思いもよらない大差がついた。戦前の大分高(大分)川崎元気監督の「五分だと思っている」という言葉どおり、接戦が予想されたが、蓋を開けてみれば6-0で滝川二高(兵庫)が大勝。滝川二にとって、FW樋口寛規とFW浜口孝太らを擁して選手権を制した2010年度以来となる6ゴールを記録し、佐賀東高(佐賀)が待つ3回戦進出を決めた。
1回戦の中京高戦では開始2分で失点していた大分。「次の相手は、入りが悪いと確実に負けると思う」というエース、MF永松涼介(3年)の予想は的中してしまう。
大分の試合の入りが悪いことを把握していた滝川二高(兵庫)は、開始3分、MF持井響太}(3年)の左CKの流れから、キャプテンが先制点を叩き込む。「あんまりシュートを打つチャンスもないので、自分がとるなんて思ってなかったです(笑)」というDF今井悠樹(3年)は、ゴールを決めるとベンチに駆け寄った。
パスワークに優れる大分だが、決定機をなかなかつくれない。ゲームメイカーである永松には、MF朴光薫(2年)がマンマークについた。1回戦の中京戦ではピッチのいたるところでボールにさわり、パスをさばいていた10番の存在感は希薄だった。「10番に対して朴ががんばって自由にさせなかったのは、ひとつ大きな勝因」。試合後、滝川二の松岡徹監督は、2年生ボランチの働きを勝因のひとつに挙げた。
1-0が続く中、初戦は途中出場、この試合では先発したFW江口颯(3年)がゴール。試合立ち上がりと、前半終了間際という“いい時間”に得点を重ねた滝川二がリードして前半を終えた。
後半に入って、大分はFW谷川海翔(1年)、MF林孝伸(1年)を立て続けに投入。林のロングスローも駆使し、滝川二ゴールに迫るが1点が遠い。
滝川二は後半29分に途中出場のFW稲田丈太郎(2年)が3点目。「後半に入って活きる」(松岡監督)と投入したFW溝田大輝(3年)が、前がかかりになった大分最終ラインの背後をついて終盤に2ゴールを奪う。アディショナルタイムには、MF神宮浩気(3年)がとどめを刺した。「稲田と溝田が点を取ったことで、チーム内が活気づいた」。1、2回戦で7選手がゴールを奪い、そのうち前線が5選手。選手権は連戦となるだけに、指揮官にとっては続く佐賀東戦での先発選びも悩ましいところだ。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 奥山典幸)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2016
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2016
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
国スポで活躍の2年生10番MF三上蓮恩も存在感。安定してチーム力を発揮中の細田学園が5-0発進:埼玉
ゲキサカ / 2024年10月22日 12時52分
-
シュート数10-4、CK数10-3も1点が遠く連覇ストップ。県1部リーグ独走Vの明桜は切り替えてプリンス東北昇格に挑戦:秋田
ゲキサカ / 2024年10月21日 20時44分
-
夏は「100回に1回の試合」で勝利。試合経験を重ね、逞しく成長した秋田商が再び1-0で明桜の3連覇を阻止!
ゲキサカ / 2024年10月21日 12時32分
-
“悔しい”勝利で次は選手権予選へ。水戸内定の日体大柏GK早川ウワブライトは千葉制覇と全試合「無失点」を誓う
ゲキサカ / 2024年10月5日 20時40分
-
[MOM985]明治大MF林晴己(3年)_恩師の前で決めた“首位浮上弾”
ゲキサカ / 2024年9月25日 21時41分
ランキング
-
1【なでしこ】日韓戦〝ガラガラ危機〟に宮本会長が危機感「集客うまくいっていない」
東スポWEB / 2024年10月22日 18時1分
-
2《消えたロコ・ソラーレ功労者の現在》“切実な事情”でチームを去ったメンバーがカーリング離れて「病院勤務の専属職員」に転身
NEWSポストセブン / 2024年10月21日 16時0分
-
3去就注目の中日マルティネス投手、国内移籍ならば一択か? 中日「全力遺留」も...球界OB予想
J-CASTニュース / 2024年10月22日 15時21分
-
4元大関・旭国の太田武雄さんが死去 77歳 親方としても横綱・旭富士、関脇・旭天鵬らを育てた名伯楽
スポーツ報知 / 2024年10月22日 20時32分
-
5高梨沙羅「今季の目標はテレマーク」…26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪プレシーズン始動会見
スポーツ報知 / 2024年10月22日 17時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください