「震えました…」 10人の正智深谷が終盤の大逆転で関東一に“ミラクル”勝利
ゲキサカ / 2017年1月2日 22時34分
ここで正智深谷も手を打つ。後半24分に高さがありヘディングに強いFW上原翔汰(3年)をピッチに送り出す。すると、上原を起点に1人少ないことを感じさせない攻撃を展開し、関東一を圧倒し始める。そして迎えた試合終了間際の39分、小山が右CKからゴール前に入れると、ファーサイドのDF田村恭志(3年)がヘッドで中央に折り返し、混戦となったところをDF金子悠野(3年)が右足で押し込み、1-1。ついに同点に追いついた。
さらに正智深谷の勢いは止まらず、後半アディショナルタイム2分、右サイドから田島がクロスを上げ、FW梶谷政仁(2年)がヘッドで落とし、上原がPA右からボレーシュート。これが相手DFの手に当たってPKを獲得し、1回戦の立正大淞南戦でもPKを決めていた小山主将が冷静にゴール右隅に流し込み、2-1。残りの時間を耐え凌ぎ、正智深谷が劇的な逆転勝利をおさめた。
「最後にドラマがまさかあるとは思わなくて…」と驚きを隠し切れない指揮官は、「今年は逆転勝ちなんて練習試合を含めてなかったと思いますよ。2試合連続で逆転っていうのは、彼らが力を持っている。彼らが最後まで諦めず戦えたというのは、去年の経験もあるし、本当に自分たちを信じてやっていたのは大したもんだと思います」。明日3日に行われる3回戦では、レッドカードを受けた谷口が出場停止。それでも1回戦で選手権初勝利を飾り、試合ごとにまとまってきた正智深谷の勢いはそう簡単には止まらない。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 清水祐一)▼関連リンク
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