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健闘・東邦も「笑っちゃう」ほどの質と精度、前回王者・東福岡が初戦突破!

ゲキサカ / 2017年1月2日 23時23分

 左サイドの高い位置でボールを持った小田が鍬先とワンツー。エンドラインギリギリからクロスを上げると、ニアサイドへ飛び込んだ藤井がDFの頭上からヘディングシュートを叩き込んだ。

 待望の先制点を奪った東福岡の藤川は「前半は点が取れなくて前へ前へと焦りの部分があったんですけど、点取ってからみんな落ち着いて回せていたんで良かったかなと思います」。その後もチャンスを量産し、高江や佐藤のシュートがゴールを脅かし続ける。だが、シュート精度を欠いたことや、東邦の粘り強い守りによって追加点は奪えず。東邦もMF閼伽井凛平(3年)のドリブルや右SB佐藤友哉(3年)のロングスローなどで何とかゴールをこじ開けようとしたが、シュートゼロで敗退。それでも東邦の横井監督は「最後まで自分たちの力を信じて戦ってくれた。誇りに思います」と選手たちの健闘を讃えていた。

 一方、連覇への重圧の中で初戦突破した東福岡の森重監督は「初戦を突破してホッとしているというのが正直な気持ちです。(連覇へ向けて注目される中での試合が続くが) 自分自身も、選手たちもそこは深く考えずに目の前の一戦を勝ち抜いていくことで、最終的にはそういう目標に到達すると思いますし、足元をしっかり見つめないとインターハイの二の舞いになってしまうので、そこだけはみんな気をつけているところだと思います」と語った。

 昨年度の優勝メンバーである10番MF藤川が「先輩たちが2連覇という目標を残してくれたので、何がなんでも優勝して2連覇したいですね」と語ったように、目標はもちろん2連覇。だが、3連覇を懸けた全国高校総体で無意識のうちに先を意識して初戦で敗れた反省があるだけに、王者は一戦一戦に集中。この日のように、相手を驚かせるような質と精度、個とチームのレベルの高さを発揮して、まずは次の白星を勝ち取る。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
 
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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