東福岡の10番MF藤川が連覇へスタート、この1年の悔しさ晴らす大会に
ゲキサカ / 2017年1月3日 4時33分
[1.2 全国高校選手権2回戦 東福岡高1-0東邦高 等々力]
“赤い彗星”の10番の逆襲がスタートした。東福岡高の10番を背負うMF藤川虎太朗(3年)は昨年度の全国大会準決勝、決勝で2試合連続ゴールを決めてチームの17年ぶりVに貢献している注目アタッカー。だが、負傷明けで万全のコンディションでなかった県予選ではポジションをMF田尻京太郎(3年)に譲り、交代出場のみという悔しい日々を送っていた。
今年は夏の全国高校総体で初戦敗退。高校年代最高峰のリーグ戦であるプレミアリーグWESTでもエースとして満足の行くパフォーマンスを行ったとは言い難い。その中で迎えた全国大会。「県予選出場機会がなかったので、悔しい思いをしたので、ここにぶつけたいというのがある」と語るMFは積極的にボールに絡み、中央からのパスでボールを散らし、チャンスメークした。
特に後半はチームの攻撃の流れを好転させ、守備面含めてチームの勝利には貢献した。だが、PA付近で右足、左足を振り抜くシーンがあったものの公式記録上の自身のシュート数はゼロ。それだけに「前半は積極的にシュート打って行こうと思っていたんですけど……。シャドーなんで、点取って勝ちたいというのがあるので、しっかり点取って勝ちたいと思います」と今後の活躍を誓った。
それでもチームが勝つことが何よりも重要だと考えている。「自分が点取って勝つことがベストだと思っているんですけど、まずはチームのために戦うことが大前提なのでその中で点が取れればいい」。鋭くDFの間に割って入る動きと得点感覚の高さを発揮した昨年の全国高校総体では2年生ながら得点王を獲得。中盤の選手だが、得点王を十分に狙うことのできるだけの得点センスの持ち主はここぞの場面で決めて、全国連覇を果たして、この1年の悔しさを晴らす。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】高校選手権2016
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2016
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
初の決勝で自分たちのスタイルを表現。神村学園は細部にこだわり、選手権で“あと1勝”“鹿児島サッカーの将来を変える“
ゲキサカ / 2024年8月5日 8時18分
-
昌平の2年生10番MF山口豪太が決勝で5つめのアシスト。中1日で始まるU-17代表活動でも「優勝して、また喜べるように頑張りたい」
ゲキサカ / 2024年8月4日 6時18分
-
10年ぶりにインハイで2勝の仙台育英。神村学園戦で体感した課題を改善し、「全国でも戦えるようなチームに」
ゲキサカ / 2024年8月1日 17時0分
-
「サッカーを通して被災地や日本全国を盛り上げていく」。福島第1代表の帝京安積DF平野瑛大主将が選手宣誓、挑戦者として初陣に挑む
ゲキサカ / 2024年7月26日 19時21分
-
上手さも、走力も進化して迎える夏。神村学園MF名和田我空は「本気で」、鹿児島県勢初の日本一を取りに行く
ゲキサカ / 2024年7月26日 11時57分
ランキング
-
1【今夜開催】男子4×100mリレー予選 東京五輪の悪夢を振り払う走順はこうだ!日本メダルは各自己ベストから見て十分あり得る
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月8日 7時21分
-
2村竹ラシッド 不完全燃焼でも「世界から一番遠い種目」で日本人初のファイナリストの快挙
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月8日 7時21分
-
3レスリング日下尚が金メダル「最高に楽しい6分間でした」名前の由来の高橋尚子さんに追いついた グレコ77キロ級…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月8日 3時18分
-
4“令和最新版霊長類最強女子”圧倒的強さで決勝進出を果たした藤波朱理が吉田沙保里の愛称を継承か
日テレNEWS NNN / 2024年8月8日 7時20分
-
5力尽き、ぼう然の張本智和「意味が分からない」 9日に3位決定戦「力は残っていない」
スポニチアネックス / 2024年8月8日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)