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市船撃破後の慢心…前橋育英主将MF大塚「気が抜ける部分もあった」

ゲキサカ / 2017年1月4日 13時1分

勝ったものの反省を口にする前橋育英高のMF大塚諒主将

[1.3 全国高校選手権3回戦 前橋育英高1-0遠野高 フクアリ]

 前半2分にDF角田涼太朗(2年)のゴールで先制した前橋育英高(群馬)は、その後もダブルボランチのMF大塚諒(3年)とMF長澤昂輝(3年)が次々とボールを拾う。「いいテンポ」(山田耕介監督)でボールを回す。2トップのFW人見大地(3年)のポストプレー、FW飯島陸(2年)のドリブルが冴え、両サイドからはサイドバックも含めた攻撃を仕掛けていくが、追加点を奪うことはできない。

 前橋育英の「足が止まった」後半は、流れが一気に遠野に傾く。「今日は(DFの)裏をとられる場面もあったし、前線からの守備もよくなかった。相手が上手かったら決められているシュートが何本かあった」。センターバックの角田は何とか無失点で終えたことに安堵した。

 プレスが弱まった背景には、連戦による肉体的な疲労とともに「浮かれていた部分がすごいあった」と主将の大塚は認める。前日の2回戦では、優勝候補の市立船橋高と対戦。PK戦の末に死闘を制していた。「気を引き締めようとしていたんですけど、この試合(遠野戦)では気が抜ける部分もすごいあった」とキャプテンは渋い表情で答える。

「連戦で、なおかつ市船に勝ったあとの試合ということで、監督からは『一番大事』と言われていたんですけど、それにともなった行動ができていなかった」とは長澤。「今日は勝ったところだけがよかった」と反省ばかりが口をつく。ボールを支配できていた前半でさえ「前半のできもよかったほうではない」と不満げだ。「ボールをキープの部分ではよかったかもしれないですけど、いいときは散らした後にゴール前に顔を出す回数だったり、質が上がっている」。

 さらに長澤は「選手権に入ってから、声援もある中で、自分が点を決めてやるというところが大きいと思う。そうなると個になりがちなので、コンビネーションのところはもう1回見直したい」と自身のできだけでなく、チームとしての課題も挙げた。

「コンディションを良くして、(相手を)分析して、自分たちでどういう形で攻めるかをやっていきたい」と気合いを込める大塚。2年ぶりの4強入りをかける前橋育英は、5日、滝川二高(兵庫)との準々決勝に臨む。

(取材・文 奥山典幸)
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