「技術が足りなかった」後輩たちに初の2勝残すも、聖和学園は今年も青森山田から1点奪えず
ゲキサカ / 2017年1月4日 13時51分
[1.3 全国高校選手権3回戦 聖和学園高 0-5 青森山田高 浦和駒場]
1年前よりもチームが前進していることを示したかった。聖和学園高(宮城)は後半、0-5と点差が開いても最後まで諦めずに攻撃を続ける。交代出場のFW西堀駿太(3年)らがドリブルで仕掛け続けて青森山田から1点をもぎ取ろうとした。だが、遠かった1点。東北のドリブル軍団は無得点のまま試合終了を迎えた。
西堀は「やりきれなかったのは悔しい。技術が足りなかった」。聖和学園は昨年度の2回戦でも青森山田と対戦し、0-5で敗れている。そして今年も5失点。だからこそ、勝敗の行方がほぼ決した中でも、何とか1点を奪って選手権を終わりたかった。
聖和学園で3年間磨いてきたテクニックで勝負した。だが、エースMF原科勇我(3年)は「ドリブルも自分的にはそんなにできていなかった」と唇を噛む。「ゆっくり攻めるのが聖和」(原科)という自分たちのスタイル、テクニックで青森山田にチャレンジしたが、聖和のサッカーで沸かせて勝つことはできなかった。
それでも、彼らは歴史を塗り替える世代となった。過去3回の選手権出場時はいずれも初戦を突破したものの、2回戦で敗退。彼らは初めて2勝してベスト16まで勝ち上がった。西堀は「初めて3回戦来れたのは、いい意味で後輩に残せたというのもありますし、この一年を通して自分たちの代は朝から晩まで自主練していた学年だったので、それが3回戦に行けたという部分で良かったと思います」。“技術がまだ足りなかった”という悔しさがある。だが、歴史を塗り替えてドリブラーたちは選手権を後にした。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】高校選手権2016
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2016
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【甲子園】昨春21世紀枠の石橋・福田監督、聖地がい旋に感慨「恩返しができたかな」…宮城・聖和学園と初出場校対決
スポーツ報知 / 2024年8月6日 10時2分
-
敵将も「相手の力が一枚上だった」と認めた静岡学園の強さ、日章学園に競り勝って準々決勝へ!!
ゲキサカ / 2024年7月31日 10時1分
-
パスワークで鮮やかにゴール奪った済美、1回戦敗退で持ち帰る課題は「心技体の体」
ゲキサカ / 2024年7月29日 20時13分
-
ユース取材ライター陣が推薦する「インターハイ注目の11傑」vol.2
ゲキサカ / 2024年7月26日 21時2分
-
選手権8強、NBC in 堺ユースフェスの経験で基準を上げた名古屋が予選連覇、プリンス昇格に挑む
ゲキサカ / 2024年7月22日 2時48分
ランキング
-
1【スポーツクライミング】楢崎智亜敗退で衝撃広がる「まさか度で言ったら須崎優衣の次」
東スポWEB / 2024年8月7日 21時32分
-
2陸上5000mで5人転倒のハプニング「こんなの見たことない」 うちラスト100mで4人、ネット驚き
THE ANSWER / 2024年8月7日 18時39分
-
3女子卓球決勝で中国人ファン「不適切行為」が物議 観戦マナーの悪さに「本当に恥ずかしい」地元メディア嘆き
J-CASTニュース / 2024年8月7日 15時21分
-
4クライミング金メダル候補の安楽宙斗がトップで決勝へ 試技前に予選通過決定 楢崎智亜まさか予選落ち
スポニチアネックス / 2024年8月7日 18時54分
-
5TBS中継に映った平野歩夢にX歓声「大人になったなあ」 見た目とのギャップに「めちゃ癒やされる」
THE ANSWER / 2024年8月7日 22時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください