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「桜者」、周囲の評価覆して再び舞う!佐野日大が後半AT決勝弾で初のベスト4進出!!

ゲキサカ / 2017年1月5日 18時30分

後半アディショナルタイム、長崎達也の決勝点を喜ぶ佐野日大高イレブン

[1.5 全国高校選手権準々決勝 佐野日大高2-1駒澤大高 フクアリ]

 第95回全国高校サッカー選手権は5日、準々決勝を行い、ともに初の4強入りを狙う佐野日大高(栃木)と駒澤大高(東京A)が激突。後半アディショナルタイムにFW長崎達也(3年)が決めた決勝点によって佐野日大が2-1で勝った。佐野日大は1月7日の準決勝(埼玉)で前橋育英高(群馬)戦う。

 劇的ゴールでチームの歴史を塗り替えるベスト4進出。佐野日大の海老沼秀樹監督は「1プレー1プレーを一生懸命やって、ひとつのボールをひたむきに追った結果。頑張っていればチャンスはあるとずっと言い続けてきた」。指揮官が普段から口にするように、ひたむきに戦い続けた11人とベンチ、そして応援席が一体となった時に訪れた流れ。その流れに乗った佐野日大が劇的な逆転勝利を果たした。

 98年度以来18年ぶりの準々決勝進出を果たした佐野日大と2年連続で8強入りした駒大高との関東勢対決。ともに都道府県予選から堅守を特長として勝ち上がってきた両チームの戦いは、序盤から駒大高が圧倒的に押し込んだ。

 セットプレーだけでなく、時に流れの中からでも1トップのFW野澤陸(3年)を残して全員がPAへ戻るような場面のあった佐野日大に対し、駒大高は左SB村上哲(3年)と右SB高橋勇夢主将(3年)の両DFのクロスや縦パスなどから相手守備網をこじ開けにかかる。
 
 先発平均身長で7cm以上上回る駒大高のパワフルな攻撃に対し、佐野日大は海老沼監督が「球際で負けるな。駒大さんは強いから当たっても大丈夫だからどんどん競れ」という指示通りに競り合いで怯まずに身体をぶつけて相手に自由を与えない。

 上手く守備から試合に入っていた佐野日大が先に決定機を作る。8分、左クロスが中央の選手たちの頭上を越えてファーサイドへ到達。これをコントロールしたMF佐野拓海(3年)の右足シュートがクロスバーを叩いた。

 佐野日大はDF柴崎和三(3年)やDF福田一成主将(3年)が声を掛け合いながら集中力を切らさずに守り続ける。そして「監督の指示で前向きでボール奪ったら相手が間延びしているので、行けると思ったら追い越していこうと」というMF飯淵玲偉(3年)とMF小林拓海(3年)が相手ボールを引っ掛けると一気に前進。シュートやクロスまで持ち込もうとする。

 駒大高は守備陣のミスもあって不要なCKを与えるシーンがあった。佐野日大は左DF梅澤崚(3年)のプレースキックなどからゴールを目指すが、駒大高はCB佐藤瑶大(3年)が抜群の高さを発揮。コンビを組む1年生CB齋藤我空もスライディングタックルで相手の突破を阻むなど得点を許さない。

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