[ニューバランスカップ]準決勝でPK戦敗退も強さ示した帝京、「全国優勝目指して」日々の練習取り組む
ゲキサカ / 2017年1月6日 22時57分
[1.6 NB CUP in時之栖準決勝 帝京高 1-1(PK2-4)西武台高 時之栖裾野G]
名門復活へ。「全国制覇」を目指して日々を過ごす。東京の伝統校、帝京高はニューバランスカップで予選リーグからの5試合をわずか1失点。また札幌大谷高(北海道)から4ゴールを奪うなど計13得点を叩き出して準決勝へ進出した。
準決勝では前半、相手の鋭い守りに苦戦して先制点を許したが、後半は流れを掴んで交代出場のFW岡本良太(2年)が同点ゴール。特にFW佐々木大貴とMF三浦颯太の注目1年生コンビの存在感が際立った。2人は狭いスペースでも上手くボールを引き出して、そのテクニックで局面を打開。そしてラストパスで決定機を作り出した。
日比威監督は新チームが攻守両面で着実に積み重ねてきていることを認める。今大会は準決勝でPK戦敗退となったものの、ブラジル帰省中のMFサントス・デ・オリベイラ・ランドリック(1年)やGK和田侑大(2年)という選手権予選準優勝メンバーの主軸がいない中でインパクトある戦いを見せた。それだけに、「課題を出た部分」と語ったボールを奪う部分や攻撃の質の部分などをさらに高めてシーズン開幕を迎える。
全国高校選手権優勝6回、全国高校総体優勝3回の名門も選手権の全国大会出場は09年度が最後。それだけに、昨年からの主軸CB菅原光義(2年)は今年へ向けて強い意気込みを見せる。「去年も選手権決勝で負けてしまったので、今年は全国優勝目指して日々の練習からやっていかないといけない」。
DFリーダーは「ベストメンバーではないんですけど、それなりにはいい結果が出せたと思います」とニューバランスカップについて振り返ったが、「一個一個の簡単なミスとか。シュート決めるところで決められない」という課題の改善を誓う。小柄ながらもインターセプトを連発し、ヘディングの強さも見せる菅原は「カバーとインターセプトとヘディングをどんどん伸ばしていきたい」と個を磨きながら、チームとともに強いチームをつくり上げていく。
(取材・文 吉田太郎)
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