7年前の決勝進出時と同じく北海道出身の主将。青森山田MF住永「全国制覇したい」
ゲキサカ / 2017年1月7日 19時31分
[1.7 全国高校選手権準決勝 東海大仰星1-2青森山田 埼玉]
7年ぶりに選手権決勝へ駒を進めた準決勝直後、青森山田高のMF住永翔主将(3年)は「青森山田高校は(選手権出場が)22回目になりますけれど、優勝したことはない。ここまで来たら優勝したい。今までやってきたことが間違っていなかったと思えるようなサッカーをしたいですし、みんな青森山田高校に入ってきた理由というのがこの選手権で優勝するということが目標にあると思う。ガンガン行って先手、先手でいければいい。全国制覇したい」と力を込めた。
青森山田の精神的支柱・住永は北海道出身。コンサドーレ札幌U-15から選手権で日本一になるために青森山田へ進学してきた。7年前に同校史上初の決勝進出を果たした時の主将、MF椎名伸志(現富山)と同じく北海道出身の主将。左足靭帯断裂の重傷を乗り越えて気持ちとプレーでチームを引っ張った椎名は住永にとって意識する存在だ。
「チームにとって欠かせない存在であることは凄く参考にしていますし、中盤で柴崎岳選手とのダブルボランチだったと思いますけれど、自分はアンカーでシャドーに自由にプレーをさせてあげるということは、椎名選手もそうですけど柴崎選手に『好きなようにどんどん出ていけ』と言っていたと思う。自分も『自分たちのやりたいようにやっていいぞ』『後ろは自分がバランス取る』というつもりでやっている」
この日は自らミスと認めるプレーでチームメートに迷惑をかけた。先制した3分後の26分、「自分の判断ミスでちょっとボールを下がった時にラインを上げることに意識し過ぎて」マークを担当していた東海大仰星高MF松井修二にDFラインの背後を突かれて同点ゴールを許してしまった。
それでも直後の円陣で「今のはすごく申し訳なかった。でも、自分たちのサッカーはできていたので焦る必要はない。一本チャンス決められれば絶対に流れがくる」と語り、自分自身も「引きずるのは好きじゃない」と切り替える。そして自分のやるべきことを徹底。中盤での潰し、幅広いカバーリング、そして攻撃の起点となる部分をやり切って勝利に貢献した。
7年前、参考にしている主将の椎名は健闘及ばず決勝で涙の準優勝となった。決勝で勝つことの難しさは理解している。それでも主将は今回、大声援を送ってくれている160人を越える仲間たちの期待に応えて自身の夢でもある日本一を達成する。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 吉田太郎)
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