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「強豪校を倒したい」…東海大仰星MF大崎、幼き日の夢叶えるも準決勝で散る

ゲキサカ / 2017年1月7日 20時38分

 後半終盤には大崎にも決定機がやってきたが決めることはできず。ボランチとして攻守に奮闘したMFは「僕たちにもチャンスもありましたが、最後は僕が決められなかったけれど、青森山田は高橋くん(高橋壱晟)が決めた。技術の差や冷静さが勝負を分けたかなと思います」と悔やむ。「あれを決めていたら同点で、泣いていたか笑っていたか分からない。この試合は僕の責任だと思います」。

 反省の弁を続けたMF。それでも悔しさの中には「やりきった」という清々しさもあった。試合後の東海大仰星のロッカールームでは「出し切った」と口にする選手が多くいた。大崎は「チーム立ち上げ当初は勝つことができなくて、そういったチームが最後に自分たちで話し合いながら、監督にも色々言われるなかで、チームとして一回りも二回りも成長して、全国ベスト4という結果を出せたのは自信になると思います」と胸を張る。

「試合後には『出し切った』と言っている声が聞こえてきて。出し切らないで負けるより、出し切って負けたほうが絶対に気持ちがいい。結果は負けですが、僕らみたいなそんなに一人ひとり上手くないチームが東福岡をなんとか倒して、ここまで来れたのは自信になりましたし、楽しかったです」

 後輩たちへ向けては「個人の能力だけでサッカーは勝敗が決まるのではない。最後まで身体を張ったり、最後の走らないとダメなところで走ることができる選手が多くいるチームが勝ち上がると思う。また一からのチーム作りになりますけど、最後にまたこの舞台に戻ってこれるように、しんどい部分もあると思いますがそこに屈することなく、ここまで戻ってきてほしい」とエールを送った。

 東海大仰星がみせた快進撃に心躍らせ、大崎のような道を選ぶ少年がどこかにいるかもしれない。強豪校に憧れる者と、強豪校を倒す姿に憧れる者。夢追う姿はどちらも勇ましく美しい。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 片岡涼)
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