「優勝しか狙っていなかった…」 大会3得点の東海大仰星MF松井が流した涙
ゲキサカ / 2017年1月7日 22時1分
[1.7 全国高校選手権準決勝 東海大仰星1-2青森山田 埼玉]
俺がやらねば誰がやる。前半23分に青森山田高(青森)に先制点を奪われた東海大仰星高(大阪)だったが、キャプテンのMF松井修二(3年)は「点を決められた後は相手も緩みがちだし、そこを僕はいつも狙っている。チームの先頭に立ってきた僕が、点を決めないといけないという思いがあった」と闘志を燃やしていた。
すると、その言葉どおり、チャンスはすぐさま訪れる。先制点を献上して3分後の前半26分、左サイドからMF大崎航詩(3年)が送ったクロスに対し、ファーサイドに流れた松井はフリーに。右足ダイレクトで合わせたシュートは見事にネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。しかし、前半41分に青森山田に勝ち越しゴールを許したチームは1-2で敗れ、準決勝で涙を飲むことになった。
「最後の笛が鳴るまで声を枯らして、一人ひとりに声を掛けた。誰一人諦めていなかったし、この一年間やってきたことが試合に出せた」と振り返りつつも、「優勝しか狙っていなかった。だから満足感はない」と悔しさを滲ませる。そして、大会3得点を記録した自身の出来にも、「通用しない部分もあったし、両足で蹴れる部分をしっかり出せなかった」と決して満足することはなかった。
試合終了のホイッスルが吹かれた瞬間、「家族や応援してくれる方、大阪から来てくれた方に勝利を届けられなくて涙が出てきた」と高校サッカーの終わりを受け止める。今後は関西大学に進学し、「もっとフィジカル的にも体力的にも上げて、レギュラーを取れるように頑張りたい」と新たなサッカー人生をスタートさせる。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 折戸岳彦)
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