「完治すればもっと飛ぶ」腰痛抱える青森山田MF郷家、ロングスローで3戦連続ゴール演出
ゲキサカ / 2017年1月7日 22時55分
[1.7 全国高校選手権準決勝 東海大仰星1-2青森山田 埼玉]
青森山田高(青森)の誇る“飛び道具”がまたも炸裂した。1-1の前半41分、左サイドからMF郷家友太(2年)がロングスローを放り込むと、こぼれ球をDF小山新(3年)がシュート。GKが弾いたところをMF高橋壱晟(3年=千葉内定)が右足で蹴り込んだ。
3回戦・聖和学園戦(5-0)の先制点、準々決勝・正智深谷戦(3-1)の2点目も演出した郷家のロングスロー。「県予選ではずっと点にならなくて、全国に来てから3本も入っているのはちょっと不思議」。そう本人が驚くのも無理はない。「プレミアリーグのときのほうが飛んでいた。腰を痛めていて、今はニアサイドぐらいまでしか飛ばないけど、完治すればもっと飛ぶ」と、まだまだ“本調子”ではないからだ。
大会直前の事前合宿でシュートを打った際に腰を痛めたという郷家。「今も張っている感じ」と、大会期間中も「超音波を当てたり、温めたり、トレーナーの方にマッサージしてもらったり」と治療を続けながら、試合になればロングスローを投げ続けている。
青森山田のロングスローといえば、前回大会でもDF原山海里(現・東京学芸大1年)が大きな話題を呼んだが、原山が肩を温めるためにウォーミングアップの相手を務めていたのが、当時1年生の郷家だった。その中で「自分も投げられそうだな」という予感を抱き、15年秋の国体に出場した際、遊びで投げていたところを見た青森県選抜の宮本徹郎監督(弘前実高監督)に「投げてみろ」と言われ、本格的にロングスローを始めた。
183cmの長身MFは高校2年になってから身長が2~3cm伸びたそうで、そのたびにプレースタイルも変化。技術に高さと強さが加わり、「自分の特長の一つ」というロングスローも進化し続けている。身長は「今も伸びている」と、いまだ成長途上にある背番号7。「3年生は最後の大会。軽いプレーをしたら合わせる顔がない。2年生だけど、自分と(小山内)慎一郎の2人がしっかりやらないといけないと強く感じている」と、青森山田悲願の日本一を先輩たちと一緒に勝ち取るつもりだ。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 西山紘平)
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