史上初のベスト4進出も涙…佐野日大GK中村「歴史を塗り替えてほしい」 と後輩にエール
ゲキサカ / 2017年1月7日 23時48分
[1.7 全国高校選手権準決勝 前橋育英高1-0佐野日大高 埼玉]
歴史を塗り替えた。しかし、佐野日大高(栃木)の旅は初めて辿り着いたベスト4で終わりを迎えた。最後方からチームを鼓舞し続けたGK中村一貴(3年)は「泣かないと決めていたけど、声を掛けられて込み上げるものがあった」と語りながらも、「やり切ったなという気持ちです」と晴れやかな表情を浮かべた。
史上初の決勝進出を目指した佐野日大だったが、前半30分に先制点を献上してしまう。後方から送られたロングボールでFW飯島陸(2年)に抜け出されると、折り返しをMF高沢颯(3年)に決められてしまった。ネットを揺らされた中村は、「9番(高沢)がフリーだと分かっていた。中の状況が見えていたし、もう少し前目にポジションを取っておけば…」と唇を噛んだ。
しかし、その後は前橋育英の前に立ちはだかる。後半8分にはFW人見大地(3年)のヘディングシュートに鋭く反応して弾き出すなど追加点を許さず。だが、最後までゴールを目指したチームに得点は生まれずに0-1の完封負けを喫し、ベスト4で姿を消すことになった。
3年間サッカーに打ち込んだ。「すごく苦しいときも辛いときもあった」と苦笑しながら3年間を振り返りながらも、その時間があったからこそ、「選手権という大きな舞台でこういう結果を残せた」と胸を張る。史上初のベスト4進出に「(海老沼秀樹)監督からも『胸を張って帰ろう』と言われた。自分たちが歴史を作れて良かった」と白い歯を見せると、「でも、この歴史を下級生がすぐに塗り替えてくれることを期待しています」と後輩たちにエールを贈った。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 折戸岳彦)
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