今大会初シュートが初ゴールに、弾丸ミドルの青森山田FW佐々木快「ちょっと持ってるなと」
ゲキサカ / 2017年1月10日 0時55分
[1.9 全国高校選手権決勝 青森山田高5-0前橋育英高 埼玉]
じっと、その時を待っていた。青森山田高(青森)は後半41分、大会6ゴールで得点王に輝いたFW鳴海彰人(3年)に代わってFW佐々木快(3年)がピッチに入る。その2分後、高い位置でMF住永翔主将(3年)がカットしたボールを佐々木快が左足一閃。弾丸ミドルをゴールネットに突き刺し、5-0とダメを押した。
「(住永)翔がカットして自分の前に転がってきたので、奪ったみたいな形になった。(得点直後に)『俺にもう一回よこせよ』と言われたけど、『入ったからいいじゃん』って」。そう笑った背番号9にとって待望の今大会初ゴール。そして、今大会初のシュートでもあった。
準決勝までの4試合すべてに途中出場。いずれの試合も鳴海に代わってピッチに入り、ゴールを期待されてきたが、シュートを1本も打てず、無得点に終わっていた。「正木コーチに『一発打ってこい』と送り出された。試合が終わってから『言ったとおりになったな』と」。正木昌宣ヘッドコーチのゲキに応える初ゴールに照れ笑いを浮かべた。
利き足とは反対の左足を振り抜いてのスーパーゴール。「シュートはどっちでも蹴れる。自信を持って蹴った」という渾身のひと振りだった。卒業後は新潟医療福祉大に進学するストライカーは最高の舞台で高校3年間を締めくくるゴールを決め、「決勝までシュートを打てていなかった。ホッとしたという気持ちが大きいのと、ちょっと持ってるなと思った」と満面の笑みだった。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 西山紘平)
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