スタメン奪還を目指すシャルケ内田、ライバルは“ブンデス最強”の走り屋
ゲキサカ / 2017年1月12日 9時21分
シャルケのDF内田篤人が完全復活に向け、着実に歩みを進めている。10日に合宿中のスペインで行われたベルギー1部・オーステンデとの練習試合(2-1)では、途中出場から決勝点をアシスト。約1年9か月に及ぶ長期離脱を乗り越え、試合感覚を取り戻しつつある内田にとって、次に越えるべきハードルはチーム内のポジション争いとなるだろう。
現在シャルケが採用するシステムは3-5-2。内田のライバルと目されるのは、右ウイングバックのMFアレッサンドロ・シェプフだ。オーストリア代表として昨年夏のEURO2016にも参加した22歳の新鋭は、ここまでリーグ戦16試合中13試合に出場し、3得点をマーク。クラブ公式サイトによると、前半戦では1試合平均の走行距離12.85kmを記録し、ブンデスリーガで最も運動量が豊富な選手となっている。
自らの特長についてシェプフ本人も「たくさん走れることは、シーズン前から自覚していた。この能力は生まれつきだね。特に、今は3バックでサイドハーフが守備もカバーする必要があるから、僕の豊富な運動量を存分に生かせるよ。僕は毎試合限界を引き出している。すると自然に長い距離を記録しているんだ」と自信を示す。
また、シャルケの3-5-2システムに関し、「今の新しいポジションでは、攻守の両方においてチームを助けることができる。ピッチ上でのこの役割を僕は喜んで受け入れるよ。僕が攻撃に転じるときは、逆サイドのズィアト・コラシナックが守備のために残っている」と語るなど、戦術理解や周囲との連携面で内田よりも一日の長がある。
同ポジションには内田のほか、昨年夏の加入直後に右膝の後十字靭帯損傷で長期離脱となったDFコケもライバルとして存在。復活を目指す2人の競争相手についてシェプフは「今みたいに多数の選手が長期間離脱するのは、決して良い状況ではない」と話しながらも、「だが、残念ながらそれもサッカーの一部。今のメンバーには欠場者を補うだけのポテンシャルがある。それは12月の試合でも分かったはずだ」と、現在のチームの出来に手応えを感じているようだ。
昨年12月8日に行われたヨーロッパリーグのザルツブルク戦(0-2)で1年9か月ぶりに公式戦復帰を果たし、「自分のサッカー人生を取り戻す」と決意を語っていた内田。シェプフとは違う自身の持ち味をアピールし、ブンデスリーガ再開後にスタメン復帰を飾ることはできるだろうか。シャルケは今後、14日にケムニッツ(3部)と練習試合を行い、21日に再開初戦となる第17節のインゴルシュタット戦を迎える。
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