J最年長MVPの中村憲剛が、子どもたちへの指導で感じた“難しさ”と“譲れない部分”
ゲキサカ / 2017年1月12日 18時0分
2016シーズンのJリーグ最優秀選手賞(MVP)に、史上最年長の36歳で輝いた川崎フロンターレのMF中村憲剛が、7日に富士通スタジアム川崎で『KENGO Academy CLINIC presented by Lenor』を開催した。8日に自身のブログ(http://lineblog.me/nakamura_kengo/)を更新し、そのときのことを振り返っている。
今回で2回目となった同サッカークリニックでは、午前に3、4年生、午後に5、6年生をそれぞれ40人ずつ中村が直接指導。「子ども達の飲み込みの早さと吸収力」に驚きを隠せなかったが、その一方で「教えすぎることの危うさも感じました」と子どもたちへの指導で難しさも体感したという。
「言われたことをただやるだけではなく、言われたことを自分で考えて理解した上で積極的にプレーすること、言われなくてもチームが勝つために自分で判断・選択してプレーすることが大事で、そのプレーを可能にするための土台が『止める、蹴る』でありそこは自分の中では蔑ろにしてはいけない部分、譲れない部分です」
今回のサッカークリニックは中村にとってもいい体験になったようで、「自分が伝えたい内容をどこまで話すべきか、これ以上話したら情報が多過ぎるのではないか等のさじ加減を考えることは、普段小学生を教える機会の少ない現役の自分にとってとても勉強になりましたし、考えさせられることでした。刺激的でした」と語っている。
また、クリニックの後には、ミズノブランドアンバサダーの松浦紀典氏による『スパイクのお手入れ講座』を開催。中村も子どもたちに交じって自身のスパイクを磨き、用具を大事にすることの大切さを伝えた。
「子どもたちにとってこのクリニックが刺激になり、ヒントを掴んだり、先に進むきっかけになればこれほど嬉しいことはありません。感謝の気持ちを持ってこれからもプレーして欲しいと思います」。日本代表で活躍し、36歳となった今も日本サッカー界を牽引する中村の“教え”は、子どもたちにとっていい経験になったに違いない。
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