いわきFC内定の中央大MF飯干、中高時代の思い出の地で新たな一歩
ゲキサカ / 2017年1月27日 19時54分
福島県社会人リーグ1部所属のいわきFC内定・中央大MF飯干雄斗(4年=JFAアカデミー福島U18)は、中学高校時代にJFAアカデミー福島に所属。福島県の浜通りで過ごしていたが、高校1年時に東日本大震災が発生。避難生活を余儀なくされた。「もう一度福島でサッカーがしたい」という思いを胸にボールを追い続けると、あれから約6年。思い出の地・いわきで「とても嬉しい」新たなサッカー人生が幕を開けることになった。
いわきFCとの縁は他にもある。今季から監督に就任する田村雄三監督との出会いも、その一つ。昨年までいわきFCの強化・スカウト本部の部長だった田村氏は中央大OB。母校の後輩である飯干に目をかけ、何度も練習に来ては声を掛けていたという。
ただ褒めちぎるだけでなく「ボールを扱う基礎の部分はしっかり持っているから、あとはそれを90分間ずっと使い続けられるという点でまだ伸びしろがある。そこを意識してやっていけ」と良い部分、足りない部分を具体的に教えてくれていた。
また、いわきFCのビジョンでもある“日本のフィジカルスタンダードを変える”という点にも、飯干は強く興味を持った。昨年末に完成した人工芝グラウンドの“いわきFCフィールド”や併設されるクラブハウスなど、自分を磨ける環境にも魅力を感じたという。「僕自身の弱点がフィジカルにあると思うので、いわきFCの環境に身を置くことで成長できると思いました」と選んだポイントを語った。
大学生活については「悩んだ4年間だった」と振り返る。飯干が3年生のときに中央大は2部降格、4年時は1部昇格を逃した。チームを1部復帰させられなかったことに強い悔しさを抱いているMFは「勝てない時期が多かったので。何を変えればうまくいくんだろうと本当に色々考えた4年間でした」と言い、「色々試して、駄目だったらまた違う方向を探していく。何回もチャレンジしていくことで、いつか見つかるものなんだと思います」と口にした。
大学での悔しさは、今後への原動力になる。飯干は「僕自身が中大であまり結果を残せていなくて。だからいわきFCではチームを勝たせられる選手になれれば」と誓い、短期的な目標として「まず翁長、古橋と同じJの舞台に早く上がっていくこと。そのために1年後の目標としてJFLに上がって、その舞台でプレーをすることです」と語った。自らの原点に戦いの地を移し、飯干のさらなる挑戦は続いていく。
(取材・文 石川祐介)●2017シーズン新体制&背番号一覧
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:2つの覚悟(筑波大・加藤玄)
ゲキサカ / 2024年12月24日 12時15分
-
インカレ4強進出の桐蔭横浜大が笑顔のJリーグ加入内定者会見!主将DFは「家族の夢」兄妹でプロ
ゲキサカ / 2024年12月23日 19時30分
-
出場校チーム紹介:日章学園高(宮崎)
ゲキサカ / 2024年12月23日 10時0分
-
[MOM1030]桐蔭横浜大FW笠井佳祐(4年)_暫定最多得点の大学トップストライカー、新潟内定組の対決へ
ゲキサカ / 2024年12月23日 0時18分
-
[MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16]前橋育英MF松下歩夢が大会MVP!父の背中を追うMFは「自分も育英のボランチに名を刻めるような選手に」
ゲキサカ / 2024年12月18日 17時17分
ランキング
-
1大谷翔平の“敗北”に「これ以上の間違いはない」 ジャッジ派の炎上司会者すら異議
Full-Count / 2024年12月26日 20時32分
-
2本田圭佑、カズとの共演に興奮「レジェンドすぎて…」…自身考案の「4v4」大会の特別マッチ
スポーツ報知 / 2024年12月26日 23時22分
-
3阪神・梅野 優勝争いの窮地で光輝いた洞察力と心遣い…9・15ヤクルト戦でゲラの能力信じた高め直球
スポニチアネックス / 2024年12月27日 5時17分
-
4中日退団…元首位打者の決まらぬ去就 出場激減も溢れる待望論「電撃とかないかな」
Full-Count / 2024年12月26日 17時27分
-
5早田ひな、Tリーグに今季初出場 左手首のけがから回復途上
共同通信 / 2024年12月26日 21時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください