小林、GKとの1対1決め切れず…ヘーレンフェーンは3戦未勝利で5位後退
ゲキサカ / 2017年2月6日 2時43分
[2.5 エールディビジ第21節 ユトレヒト1-0ヘーレンフェーン]
エールディビジは5日、第21節3日目を行い、MF小林祐希の所属する暫定4位のヘーレンフェーンは敵地で同7位ユトレヒトと対戦し、0-1で敗れた。3試合未勝利(1分2敗)となったヘーレンフェーンはユトレヒトに順位を逆転され、5位に後退。小林はリーグ戦17試合連続でスタメン起用され、フル出場を果たしている。
普段はアウェー戦でもショートパスを主体に相手を押し込んでいくヘーレンフェーンだが、この日はユトレヒトの組織的かつタイトな守備を前にボール回しが停滞。攻撃でリズムをつかめず、逆に背後を突かれてピンチを招くシーンが続いた。
前半25分には、ヘーレンフェーンから見て左サイドのCKを与えると、キッカーのMFアンドレアス・ルートビッヒのクロスはクリアするも、こぼれ球を拾ったFWアーバー・ゼネリがMFソフィアン・アムラバトにボールを奪われる。アムラバトのパスをフリーで受けたルートビッヒにPA内左の角度のない位置から左足で流し込まれ、先制ゴールを許した。
1点ビハインドで前半を折り返したヘーレンフェーンは後半6分、自陣の小林がMFマルティン・エーデゴーアに縦パスを通すと、エーデゴーアが上手い反転からスルーパスを供給。抜け出したFWサム・ラーションがPA手前左から中央に持ち出し、右足でゴール右を狙うが、相手GKにストップされた。
後半12分には、この日最大の決定機。相手陣内中央でボールを持った小林が複数のマークを引き付けてラーションに預けると、足を止めずに前線に走り出し、フリーでラーションのリターンパスを受ける。目の前には相手GKのみだったが、PA内中央から左足で放った渾身のシュートは止められ、さらに二次攻撃からPA内左で打ったシュートも精度を欠いて逆サイドに流れた。
小林はその後も狙いどころの良いパスや効果的なランニングなどでチャンスを演出。しかし、小林と息の合ったプレーを見せていたラーションが後半38分に2度目の警告を受け、退場してしまう。
数的不利のヘーレンフェーンは後半41分、左サイドのFKを小林が蹴り、こぼれ球を拾ったMFモアテン・トアスビーが胸トラップから右足を振り抜くも、シュートはクロスバーの上へ。直後の同42分には相手も退場者を出して数的同数となったが、最後まで1点が遠く、0-1で敗れた。
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