横浜FCはナ・ソンスの同点弾で長崎とドロー、J1王者を抑えてDAZNニューイヤー杯宮崎Rを制す
ゲキサカ / 2017年2月6日 12時57分
[2.6 DAZNニューイヤー杯宮崎R 長崎1-1横浜FC 宮崎県陸]
2017JリーグDAZNニューイヤー杯の宮崎ラウンドは6日、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で最終戦を行い、第1試合では2連勝中の横浜FCと2連敗中のV・ファーレン長崎が対戦した。引き分け以上で優勝が決まる横浜FCは前半アディショナルタイムに先制を許すが、後半3分にFWナ・ソンスのゴールで追いつき、1-1のドロー。2勝1分の勝ち点7に伸ばし、DAZNニューイヤー杯宮崎ラウンドを制した。
立ち上がりは拮抗した展開。3-4-2-1のシステムを採用する長崎は最前線のFWファンマがポストプレーで起点となり、右のMF吉岡雅和、左のMF古部健太がサイドからチャンスをうかがった。
しかし、なかなか決定機をつくれず、流れは徐々に横浜FCへ。前半28分には横パスを受けたMF前嶋洋太が右足で狙い澄ましたミドルシュートを放つが、わずかにゴール右に外れ、同36分のナ・ソンスの決定的なシュートもGK増田卓也の好セーブに阻まれた。
すると前半アディショナルタイム、長崎はMF島田譲の右CKにファーサイドのDF田上大地が頭で合わせ、先制点。今大会3試合目で初ゴールが生まれた長崎が1点をリードして前半を折り返した。
長崎は後半開始からファンマに代えてMF木村裕を投入。FW畑潤基が1トップにポジションを上げ、木村とMF澤田崇の2シャドーとなった。
しかし、後半立ち上がりの3分に横浜FCが同点に追いつく。ロングボールをFW津田知宏が競ったこぼれ球を前嶋がおさめ、前線にスルーパス。PA内左に抜け出したナ・ソンスが左足でゴール右隅に流し込み、試合を振り出しに戻した。
勢いづく横浜FCは後半10分、右サイドからのMF増山朝陽のロングスローにDF渡邉将基が頭で合わせるが、増田が鋭い反応でかき出す。その後は両チームが次々と選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを目指すが、長崎は後半26分、1対1から放った澤田のシュートが後半から出場のGK南雄太に阻まれるなど、互いにGKが好セーブを見せた。
横浜FCは後半30分、途中出場のMF野崎陽介のラストパスから津田が決定機を迎えるが、ここも増田がビッグセーブ。逆転ゴールとはならず、試合はそのまま1-1でタイムアップを迎えたが、2勝1分の勝ち点7に伸ばした横浜FCが鹿島対福岡の第2戦を待たずに優勝を決めた。
(取材・文 西山紘平)
●2017シーズンJリーグ全クラブ練習試合
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