選手権不出場組で唯一高校選抜選考合宿参加。履正社の注目FW町野は1ゴールに加え苦手の守備も「頑張れた」
ゲキサカ / 2017年2月6日 22時10分
[2.6 練習試合 日本高校選抜候補 3-5 桐蔭横浜大]
日本高校選抜は4月に欧州遠征を行い、デュッセルドルフ国際ユース大会に出場する。候補メンバーは全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成されているが、今回の静岡合宿メンバーで唯一選手権不出場のFW町野修斗(履正社高2年)がゴールでアピールした。
町野は昨夏の全国高校総体8強入りに貢献して大会優秀選手にも選出されている184cmの万能型FW。トップ下としてFW鳴海彰人(青森山田高3年)の背後でプレーしたこの日は、鳴海へのスルーパスやパス交換からシュートを狙うなどゴールを目指した。
そして2-1の2本目11分には左サイドからのラストパスを受けると、右足でゴール。「シュートのアイディアとかシュートセンスで誰よりも光るものを見せていきたいと思っています」というFWが得意のシュートで自身を印象づけた。加えて守備面でも奮闘。「守備の面で前線の選手が褒められていて、苦手な守備なんですけど頑張れたかなと思います」と胸を張った。
「何もできなかった」という選手権大阪府予選は準々決勝で近大附高に0-1で敗戦。それでも高い評価を得て、高校選抜候補に名を連ねた。履正社の平野直樹監督から「黒田監督はハードワークする選手の評価が良いと言ってくれたので、誰よりも頑張ってこいと送り出されました」という町野は助言通りのプレー。チームを離れて参加している貴重な機会に感謝し、「(選手権に)出ていない分も悔しい思いもあるんですけど、出ていい経験している選手たちの中でサッカーできているので大切にしていきたい」と力を込めた。
今年はまだ一度も経験していない選手権出場という目標がある。左右両足のシュート、テクニックに注目のストライカーは欧州遠征メンバーに食い込み、そこでまた経験を積んで、チームを全国上位、日本一へ導く。
(取材・文 吉田太郎)
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